「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【無料記事】【オフレポ】栃木SC チーム一のいじられキャラの山本大稀、誕生日を盛大に祝福される。

本日3月25日はMF山本大稀の24歳の誕生日。
トレーニング終了後、選手たちが円になって締めの挨拶をするとき、山本が何か一芸を披露していた。あとになって何をやっていたか聞いてみると、
「いや、何もやっていないですよ(笑)」
ととぼけられた。まあ、でもだいたいわかる。チーム一といえるスベリ芸でもマスターし、ムードメーカーとしての座を揺るぎないものにしつつあるんだろう。

 

天真爛漫なキャラクター。笑顔が絶えない選手という印象。僕がほかの選手のインタビューをしているとき、選手に茶々を入れようと隙を見ているのはたいがい山本だ。

「紙一重ですけどね。ふざけているのか、盛り上げているのか。そのときの雰囲気によって左右されるんで。ただ、やっぱりチームの雰囲気は盛り上げていきたいんです。あんまり静まり返ってしまうのも嫌だし。だから自分のやったことが怒られるのか、いいように取られるか、そこはギリギリですね」

いい感じの”いじられキャラ”は浸透しつつあるようだ。

「自分はふざけてないんですよ。でも、いじられるんで。特にあの人に」

視線の左には、33歳、佐々木勇人の姿が。

「ドンなんです。(佐々木)勇人さんがふざけていても、なぜか、いじられているはずの俺が怒られる(笑)。まあ、いろいろ紙一重でやっています」

誕生日を迎えた今日は、先輩たちから思いがけずスパイクやウェアや私服をプレゼントされた。昨日は同年代の選手たちに自宅にケーキを用意されて祝福されるなどたいそうな人気ぶりである。

「いやあ、こんだけプレゼントをもらっちゃうとあとが怖いですけどね(笑)。まあ、もらったプレゼントのお返しをピッチ上でもしっかり結果で返せるように頑張りますよ」

24歳の船出は、思い出深い日になったようだ。

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