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無料記事【レポート】2013シーズン新体制記者発表会見その1_選手コメント:三田啓貴(2013/01/20)

1月20日、FC東京の2013年シーズンが始動した。午後に一部練習をおこなったあと、16時10分過ぎからは「2013シーズン新体制記者発表会見」を実施。阿久根謙司社長、ランコ ポポヴィッチ監督が挨拶し、立石敬之強化部長がトップチームの体制を紹介した。

またトップチーム新任スタッフのうち諸事情で欠席の山崎亨コンディショニングダイレクターを除くヴラディッツァ グルイッチコーチ、川口信男コーチ、栗林史浩トレーナー、新加入選手の東慶悟(ミッドフィルダー38番、前所属:大宮アルディージャ)、三田啓貴(ミッドフィルダー36番、前所属:明治大学)、野澤英之(ミッドフィルダー34番、前所属:FC東京U-18)がそれぞれ挨拶をした。

ここでは記者会見終了後におこなわれた取材から三田の談話を紹介する。

○FC東京U-18から明治大学を経てFC東京に加入した三田啓貴の談話

──インカレ(全日本大学サッカー選手権)が終わってから一カ月経つんですが、どのように過ごしていましたか?

三田啓貴 最初の一週間から一〇日間くらいはリラックスしてフットサルなどをしていました。(始動日の)一週間前くらいから本格的に自主トレを始めた感じです。

──じっくり休めましたか?

三田 はい。

──いま聞いていると、からだを動かしながら休んでいるようでしたが、完全にからだを休めた日はありましたか?

三田 年末年始は休みました。

──どこかに旅行に行ったりとかは……。

三田 特には行っていないです。自主トレは都内で。中学時代のコーチのところに練習参加しに行ったり、小学校でお世話になったチームにも行ったりしました。

──それはプロになっての挨拶を兼ねて?

三田 そうですね、はい。がんばってね、と言われました。

──去年もトップチームに合流したけど本格的に一員になっての気持ちは。

三田 去年とはちがってキャンプからいっしょにできて勝負の年なので、気合は入っています。

──きょうの練習はミニゲームまでやっていましたが、初日からあそこまでやると思っていましたか?

三田 いやでも、ポポさんならちょっとはありえるかなと思っていました。

──さっそくブラボーをもらっていたけれど、褒められるようなプレーをしていきたいですか?

三田 褒められることも大事ですけど、チームの勝利に貢献できるようなプレーをして、まずは試合に出たいです。

──そのゲーム形式の練習で、クロスとかシュートとか、すごくはっきりとしたガチンコのプレーをしていましたけど、そういうふうに「やってやろう」という気持ちが強い?

三田 そうですね、もう22歳なので。ほんとうに勝負の年なので、初日から気合を入れてやろうと思っていました。

──(主に)ボランチで勝負することになると思うんですが、梶山選手がいなくなりました。ポジション争いをどのように捉えていますか?

三田 カジくん(梶山陽平)がいなくなっても、東(慶悟)選手が入ってきたり、(長谷川)アーリア(ジャスール)選手だったりヨネ(米本拓司)がいるので、厳しいことにはかわりないと思うんですけど、そのなかで盗めるところを盗みながら、やってければいいと思います。

──自分がいちばんアピールできるポイントは?

三田 やっぱりドリブルやスルーパスだと思います。

──最初から出していけるようにしたい?

三田 はい。常に自信を持ってプレーしたいと思います。

──ちなみに背番号は36番なんですが、これに関して感想は。

三田 いや……まあ、36番と言われたので。去年に特別指定で来たときも36番だったので、それ(空きの背番号が30番台以降になる)なら36番でいいかと。

──ベタな質問で恐縮なんですが、青赤のユニフォームに袖を通してやはり嬉しいですか。

三田 そうですね、やっぱりジュニアユースからFC東京でやってきて、このユニフォームを着ることが憧れだったので。でも試合に出ないと着られないので(苦笑)、まずは試合に出て。ユニフォームを着たいです。

──三田選手を初めて知ったというファンのために、あだ名「タマ」の由来をあらためて教えてください。

三田 由来は(こまかく)話すと長くなるんですけど……アザラシのタマから来ています。中学のとき、コーチに「ストレッチしているときの姿が似ている」と言われて。それ以来です。最初はちょっとダサくていやだったんですけど(笑)、でもジュニアユースのときからずっとそう呼ばれているので、もう慣れました。みなさんにもタマと呼んでほしいと思います。

 

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