青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【無料記事】<岡庭愁人を直撃!>オカニー、FC東京U-18を代表して“新人戦”東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会決勝リーグへの意気込みを語る(2017/01/21)

いよいよあす1月22日から、FC東京U-18が参加する“新人戦”平成28年度 第18回 東京都クラブユースサッカーU-17選手権大会決勝リーグが始まる。シードで決勝リーグからの出場となるFC東京U-18の新チームにとっては、昨年末の12月21日から25日まで長野県で開催された「2016 Jリーグ インターナショナルユースカップ」――Jユースカップ上位4チームのサンフレッチェ広島F.Cユース、松本山雅FC U-18、京都サンガF.C.U-18と釜山アイパーク、エストゥディアンテス、フィゲレンセ、パースグローリーの海外4チームによる国際大会)――につづくふたつめの大きな大会であり、2017年に入っての初戦となる。
現三年生が引退し、新三年生となる現二年生が最上級生としてチームづくりを進めていくにあたり、基礎段階となる時期の試合。ここで春からの平成29年度につながる、なんらかの手応えを得たいところだ。

この新人戦についての抱負を、FC東京U-18の選手たちを代表して岡庭愁人が語ってくれた。
昨年は二年生ながら右サイドバックで先発の座を占め、FC東京U-23でもJ3リーグ第21節のvs.グルージャ盛岡戦で初先発。パワフルな攻め上がり、次のプレーに移行する際の的確な判断、サボらない姿勢が強く印象づけられた。今後、年代別代表への招集も予想される岡庭は、新しい体制となっても引きつづきチームを牽引する存在となるはず。彼の言葉を噛み締めながら、2017シーズンのFC東京U-18を占ってみよう。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

3位決定戦を含めて4試合を戦い抜いた昨年末の5日間で、FC東京U-18の選手たちは課題と収穫を洗い出し、新しいメンバーでやってみてどうなるかという感触を掴んだようだ。その成果をもとに、新人戦ではさらにチームづくりを進めていく。
「Jリーグ インターナショナルユースカップに出場させてもらい、ほかのクラブよりも早く新チームのできたところとできなかったところの確認、チームのよさの把握といったものが進んでいるので、いまはそこを修正している段階です。それを、この度の新人戦では実戦的な水準に持っていき、また課題が出たら、さらにそれを修正していければと思っています。
いちばんの目標はチャレンジ。そこを意識して望みたいですね」

制限を設けずに思いきり挑んでみることで得られるものとはなんなのだろうか。
「一人ひとりの特長を出していきたいということです。自分の特長を知り、味方に知らせ、チームメイト同士で理解し合いたい。チャレンジすることによって仲間の特長も自分の特長も知ることができ、そこで信頼関係が生まれたり、新しくコンビネーションがマッチすると思うので。プレミア(次年度の高円宮杯U-18サッカーリーグ 2017プレミアリーグEAST)まで時間があるなかで新人戦という大きな大会に出させてもらえるせっかくの機会ですから、有効に活用して、チームとしても個人としても、うまくいくかどうかはわかりませんけれどもチャレンジして、そのことによって何かを得たいと思います」

昨年はトップ昇格が4人も誕生し、二冠を達成するなど、重要な一年になった。佐藤一樹監督が掲げる球際やハードワークなど四項目をかなり高い水準で充たしたチームだったが、2017年のFC東京U-18はどんなチームになるのだろうか。
「昨年と同じくらいの位置にはあると思います。中学で最上級生だった2014年はFC東京U-15深川が高円宮杯第26回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会で優勝していますし、FC東京U-15むさしも関東ユース(U-15)サッカーリーグ2部に優勝しているいいチームでした(Jリーグ インターナショナルユースカップには坂口祥尉、杉山伶央、小林真鷹、平川怜、小林幹、原大智ら、その代のむさし出身者が名を連ねていた)から、そこから上がってきた個人のクオリティはすごく高くて。いまはマッチしていないんですけれども、そのなかでも個人で打開できる選手が多く、まとめあげられれば必ず強いチームになってくると思います」

周囲に気を配る岡庭だが、観る側としては、やはり個人として元気なプレーをしてほしいところだ。新人戦で心がけたいところを訊ねると、答えはこうだった。
「自分の特長である豊富な運動量、オーバーラップをしてからのクロスやシュートで攻撃にアクセントをつけるプレーは絶えず実行して、チームメイトに声をかけつつ、周りを見ながらも自分のことも欠かさずにやって。昨年に浮かび上がった課題もあるので、そこを克服しながら、自分もいちプレーヤーとしてチャレンジしていきたいです」
FC東京U-18の新人戦初戦となる決勝リーグ第1節は、杉並FCユースを相手に、あす1月22日14時、東京ガス武蔵野苑多目的グランドでキックオフを迎える。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ