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【無料掲載】角南裕太選手(和歌山)「少しずつの差が最後の失点につながった」

■第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦
8月27日(土)山形 2-1 和歌山(18:00KICK OFF/NDスタ/2,095人)
得点者:22’ディエゴ(山形)、55’白方淳也(和歌山)118’林陵平(山形)
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○角南裕太選手(和歌山)
「シュート数を見ても16本と6本という差で、先制されて難しい試合にはなりました。1点追いついてプランどおりにはなったんですけど、ちょっとした技術の差、当たり前のことが当たり前にできるというのがプロだと思うので、そういうところの少しずつの差が最後の失点につながったかなあという感じがします」

Q:前半は相手にボールを持たれた中でブロックを作って守備から、というふうに見えましたが、プランどおりでしたか?
「そうですね。はじめはリトリートして、カウンター気味にサイドバックの裏というのは狙ってました」

Q:その中で、相手の左サイドバックの高木利弥選手がかなり高い位置に上がってきていましたが、対応は?
「ハーフタイムには監督から言われて修正するようにしたんですけど、それを試合中に選手自分たちで修正できるようにならないと。やっぱり上に行くと、観客が多い中で外からの声も聞こえにくいと思うので、中で修正できるようにしないとダメだなと思いました」

Q:修正というのは、林慧選手との関係を含めて?
「そうですね。慧と僕で。ちょっと慧を落として、ちょっとしんどくはなるんですけど2度追いという形で。僕がちょっと出過ぎてた分、後ろのスペースが空いちゃって、そこにボールを蹴られる部分があったので、僕がもうちょっと慧をうまく動かせれば、ああいう形で僕の背中を使われることはなかったかなと思います」

Q:前半に先制されましたが、チームに慌てた様子はありませんでした。
「絶対にチャンスゼロっていうことはないと思ってたので、少ないチャンスの中でも決めきれる選手が揃ってるので、僕たちは信じて、失点は最少失点で、得点してくれるのを粘り強く待つという感じで。それがうまいこと、翼のクロスからキャプテンの白方が決めてくれて、プランどおりと言えばプランどおりには進みました」

Q:追いついてからもチャンスがありました。
「そうですね。そこで決めきれていたら延長にまで行かずに済んだんですけど、そう簡単にゴールを割らしてくれないというのがJのチームだと思うので。その中でも通用する部分と通用しない部分というのは個人がやってみて感じたと思うので、それをまた次の試合から活かせればいいかなと思います」

Q:手ごたえは? 差は大きくないという感触もあるのでは?
「負けてる試合でそういうことを言うのもなんですけど、相手も人ですし(笑)、そんなに大きな差というのはないと思うんですけど、体の強さとか、ボールを止める位置だったりとか、本当にちょっとしたことなんですけど、僕たちがグラウンドの中でやってるなかでは、ちょっとずつは感じました。そういうところを詰めていかないと、上のカテゴリーでは通用しないのかなと思いました」

Q:このあと、リーグ戦、地域リーグ決勝もありますし、JFL昇格を目指す戦いが続きます。
「負けたことは負けたんですけど、この負けを無駄にしないように。次のリーグ戦ももう始まるんですけど、関西1部リーグがまだ優勝が決まってないし、そこの優勝を獲らないと僕たち上に上がるチャンスがないので、和歌山に帰って、この敗戦をリーグ戦に活かせるように、練習からしっかりしていきたいなと思います」

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