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【ランダムフォーカス】バースデーケーキは食べない〜林陵平選手

誕生日2日前のミニゲームでの林選手。1対1になったGK山岸選手を右にかわし、冷静にゴールを決めてニッコリ。

本日9月8日は林選手の30回目の誕生日。NDスタでの午前練習後、ディオマガメンバー3名+山形新聞の記者さんの4人で行った「バースデー囲み」の様子をお届けします。

Q:今朝、目が覚めた時、何か特別な思いは?
「いや、全然(笑)。誕生日だなあ、って。30になりましたけど、サッカー選手は30過ぎてからだと思うので、まだまだ成長できると思うので、30代、頑張りたいと思います。今まで積み重ねを大事にしてきたので、まだまだ成長できると思います」

Q:30代の抱負はありますか?
「得点をたくさん決めること。2桁を目指して目指してやっていきたいと思います」

Q:公式戦連続ゴール中に30歳を迎えることになりましたね。
「そうですね。まあ、試合もそうですし、こういう練習の紅白戦でゴールを決められているのも大事なことだと思います。紅白戦でゴールを決められないと公式戦でも決められないと思うので、練習から大事にやっていきたいと思います」

Q:30歳になって初めての試合に向けては?
「自分もいい流れできているので、まずはチームが勝つためにハードワークをして、その中でゴールを決めるということはフォワードとして意識して、点を決めたいなと。続けることで自分のアピールになると思うし、周りが4戦連続とか5戦連続とか書いてくれるのは、自分にとってすごくいいことだと思うしプラスになると思うので、満足せず、一試合一試合大事にやっていきたいです」

Q:林選手がイメージする「カッコいい大人の男」とは?
「いや、イブラヒモビッチでしょ(笑)。ズラタン・イブラヒモビッチ。あの歳でも輝きを増しているし。イブラヒモビッチが言ってましたよ。歳はただの数字だって。俺もそうだなと思って。みんな年齢で判断するけど、それはただの数字だって。(大事なのはゴールの数?)そうそう。やっぱりピッチでの結果が一番大事だと思うので。周りからは、30になるとだいぶベテラン……ベテランなのかな?わからないけど、でもイブラヒモビッチの言葉を借りればまだまだここからだと思うし。(彼は何歳ですか?)1981年生まれなので、今年35歳か。やっぱり若くてもちゃんとやっていなかったら成長なんてしないし、歳が上がって行ってもちゃんと練習していれば上手くなれる、それはカズさんを見ていてもそうだと思う」

Q:30歳になるのを待たずに引退せざるを得ない選手もいます。
「そうですよね。今、(Jリーガーの平均引退年齢は)26歳くらいでしたっけ。そういう中でプロとして8年間やれていますし、まずは10年目指して、それから15年と。まあ35歳ぐらいになってもバリバリやれているような選手でありたいと思っています」

Q:今日はやはりケーキは食べないのでしょうか。
「今日は食べません。俺の代わりに、嫁さんが食べることにしてます。ケーキは買って、俺がロウソクの火は吹き消すかもしれないけど、俺は食べない」

Q:本当は食べたい?
「めちゃめちゃ食べたいです。めちゃめちゃ好きっすもん。食べたいけど、そこはやっぱり試合に向けた準備があるし。(一口ぐらいは?)いやいや。そこは自分のコンディションや試合結果に関わってくると僕は信じているので」

誕生日であろうとなんだろうと、どこまでもストイックだなあ、と取材陣一同感心して囲み取材終了……と思ったところで、石﨑監督が足早に通り過ぎつつ林選手に声をかけました。

石「イブラヒモビッチはマンUに行ったのか」
林「行きました」
石「そうかぁ」

ええー!今知ったのかな?と、みんなでひと笑いして、今度こそバースデー囲みはお開きとなったのでした。

文・頼野亜唯子、写真・嶋守生

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