「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

練習試合 大宮戦、ビブス組のトップ下の天野純に注目。 [沖縄キャンプレポート]

 

明日30日の沖縄キャンプ6日目は、J1復帰を果たした大宮アルディージャとの練習試合が組まれている。45分を2本行う予定で、エリク・モンバエルツ監督は「全員にある程度のプレー時間を与える」と明かした。今日の練習を見るかぎり、選手一人あたりのプレータイムは45分の見込みで、1本目と2本目でほぼ総入れ替えが行われるだろう。また、翌31日には東京ヴェルディ(J2)との練習試合が組まれており、ここでもフィールドプレーヤーは45分間ずつプレーし、2日間トータルで90分プレーする予定だ(GKは4選手いるため、一人45分ずつと予想される)。

気になる予想メンバーとフォーメーションは以下のとおり。これは今日の練習のチーム分けを参考にしたものであり、ビブス組とビブスなし組のどちらが1本目かはわからない。GKについてはフィールドプレーヤーと別のメニューを消化していたため不透明だが、明日は飯倉大樹と田口潤人がプレーするものと思われる。

 

 

 

ビブス組の左SBに練習生が入っているのは、下平匠が腰痛と左足首痛でプレーできないため。また、体調不良で練習を休んでいる前田直輝も出場が難しそうで、仲川輝人はまだコンディションが整っていないため実戦復帰は宮崎キャンプ以降となる。

まずはトップ下を務める予定の天野純に視線が集まる。マリノス加入以降の2年間は主に右MFでプレーしていたが、今季始動以降は中央に入ることが多い。本人は「本来の位置に帰ってきた気がする」と大歓迎の様子。左にユース上がりの遠藤渓太、右に本来FWの富樫敬真というフレッシュな顔ぶれの中で、どのようなプレーを見せるか注目だ。

 

 

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ビブスなし組については、ある程度計算できる顔ぶれが前線に揃っている。ただし齋藤学が昨季痛めていた右足首痛を再発しており、大宮戦出場可否が危ぶまれている。トップに入るラフィーニャは青山学院大学との練習試合をパスし、大宮戦が今季初の対外試合となる。指揮官は45分間プレーさせる方向性を示したが、まずはけがなく終えることが最重要課題だろう。

ボランチと最終ラインに関しては、キャンプスタートからさまざまな組み合わせが試されている。今季に入り兵藤慎剛はボランチでプレーする機会が多く、SBの枚数が足りないため新井一耀は右SBを務める。パク・ジョンスはCBとボランチの両方でプレー可能だが、まずはCBでスタートする予定だ。富樫や和田昌士が右MFに入っているのと同じように、新加入選手の適正ポジションを探っている段階といえる。もちろん編成の段階で各ポジションに同じ人数がいないという台所事情もあるが、ルーキーたちはそれぞれ与えられた持ち場で最大限のアピールをしなければいけない。

明日の沖縄地方は雨天が予想されている。ベテランも若手も、そして外国籍選手もまずはアクシデントなく終えることを願いたい。

 

 

 

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