「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ミロシュ・デゲネクのロングスローはあまり飛ばなかった [3節鹿島戦レビュー]

 

ミロシュ・デゲネクのロングスローはあまり飛ばなかった。タイキャンプ終了後にチームに加入して以降、デゲネクがスローインを投げる機会はたしか一度もなかった。少なくとも筆者は宮崎キャンプでも、その後の練習試合でも、一度も見ていない。どうやらチームメートやスタッフも同じだったらしい。試合後、栗原勇蔵は「ビックリした」と話した。おそらく飛距離に驚いたのだろう。誰もが知らなかった秘密兵器は、残念ながら不発に終わった。

 失点場面について、エリク・モンバエルツ監督は「ミスを犯して得点を与えてしまった」と振り返ったが、どのミスを指しているかは不明だ。たしかにボールを奪いかけたが、天野純とデゲネクが交錯するような形で相手ボールに。ミスと呼ぶにはやや不運なシーンだった。クロスに対しての松原健は、たしかにマークミスを犯した。クロスがニアサイドでクリアできていれば表面化しなかったミスだが、精度の高いボールが供給された時点でマークミスは致命傷となる。チーム戦術でもグループ戦術でもなく、個人戦術の類だ。

それでも「我慢比べのところでウチも集中力高く守れていた」と中澤佑二は一定の評価を与えている。中澤とデゲネクの両CBはほとんど隙を見せず、その前方の喜田拓也と天野もしっかり防波堤となっていた。失点場面以外のピンチは金崎夢生のシュートがポストを直撃した53分くらいだろう。チームとして守備意識高く守り、特に前半は五分の戦いを演じた。

 

 

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