「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ウーゴがすごかったけど、今日はサポーターの力。サポーターと選手の勢いがマッチしていたので絶対に逆転できると思っていた」(齋藤) 他 [広島戦後コメント]

 

【試合を終えて】

エリク モンバエルツ 監督

「クレイジーな試合展開だったと思う。相手チームに2点早めに取られてしまったが、後半は切り替えて自分たちのサッカーができた。延長戦に入ってから両チームにビッグチャンスがあった。ウーゴ(ヴィエイラ)の決勝点はファンタスティックだった。観戦に来たファンの皆さんも楽しめたゲームだったと思う。ホームで勝つことが重要だったので、ファンの後押しがあったからこそ勝てた。逆転勝利という結果で、選手はメンタル的に強いものを見せてくれた」

 

FW 7 ウーゴ ヴィエイラ

「(富樫)敬真が中に入ってきて、相手GKはクロスを予測して少し前へ出たと思う。自分は顔を上げてそれが見えていたのでシュートを狙った。自分としては3点とも素晴らしいゴールだったと思う。そして一番素晴らしいのはチームが勝って次のステージに進めたこと。リーグ戦でも出場のチャンスがあれば点を取れていると思う。それは天皇杯でも同じこと。こうして点を取れると自信になる」

 

MF 5 喜田 拓也

「0-2からはね返すという簡単ではないことを、チームとして達成できたのは自信になる。リーグ戦からメンバーを入れ替えて戦った中でこういう勝利は意味のあるもの。ダビ(バブンスキー)はボランチの選手ではないし、試合前から守備の部分で難しくなるのは想像していた。0-2になったことでダビは前がかりになっていたし、そこは自分がワンボランチ気味になっても仕方ないので、パスコースを作りつつリスク管理することを考えていた。とにかく2点以上与えないことでチャンスが来ると思っていた。2失点したけどチームとしてなんとか踏ん張ることができて、それが勝利につながったと思う」

 

 

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DF 23 下平 匠

「序盤に自分たちの時間帯があって、そこで点を取れていれば全然違うゲーム展開になっていたと思う。そこで取り切れず、反対に2失点してしまった。ホームで戦っているのに0-2のまま終わるわけにはいかない。後半はパワーを使って追いついて、延長戦で勝てたけど、チームとしては最初からのゲーム運びをもう少し修正しないといけない。(齋藤)学とはずっと一緒にやっているし、やりにくさもない。普段通りプレーした。個人的にはとにかく試合に出たかった。でも久しぶりなのでつってしまった」

 

MF 10 齋藤 学

「最後ウーゴがすごかったけど、今日はサポーターの力かな。前半にCKと間を突かれて2失点した。でも後半に入ってサポーターと選手の勢いがマッチしていたので、絶対に逆転できると思っていた。(飯倉)大樹くんのビッグセーブもあったし、2失点で抑えられたのはチームの力。いいチームになってきたと思う。ただ前半の2失点がなければもう少し余裕を持って勝てたゲーム。ここで天皇杯がなくなるのと次に進めるのでは大きく違う。中2日の甲府戦に向けてしっかり準備したい」

 

GK 21 飯倉 大樹

「前半の内容が悪過ぎた。広島のロングボールで全体が間延びしてしまって、コンパクトになっていたいので今度は間を使われてバイタルエリアに入られてしまった。サイドを守ろうとしたら中央にボールを入れられ、すべてが後手に回っていた。結果的に勝てたからよかったけど、久しぶりにゲームで疲れた。神経をすり減らした感じ(苦笑)。トーナメント戦なので結果がすべてとはいえ、守備の人間として前半の2失点はしっかり反省しないといけない」

 

MF 18 遠藤 渓太

「前半から悪くなかったと思うけど、仕掛ける回数はあまり多くなかった。選手同士の距離感が悪くて、攻撃がつながらなかった印象。後半はチームとして2点以上が必要だったので、自然と前がかりになった。ラッキーな形でPKを獲得できて、ああやってチャンスを作ることができると人間は気持ちが乗っていく。そのあとも仕掛けることはできたし、惜しいシュートもあった。だからこそゴールしたかった。PKも蹴りたかったけど、チームとして勝つことが一番大事。延長戦に入ってからは足がつっていたけど、120分走れたことを自信にしたい」

 

 

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