「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【練習後コメント】「ナビスコもリーグ戦も全部スタメンで出たい」。ホーム4連戦へ猛アピール/邦本宜裕

内容:練習後の共同囲み取材
日時:2016年5月23日(月)
場所:雁の巣球技場

◎邦本宜裕選手;
Q:改めて、柏戦のゴールシーンを振り返って下さい。
「最初はウェリの方に出そうかなと思っていましたが、ウェリに相手のDFが2枚行って、中がガラ空きになったのでシュートを選択しました。シュートコースは甘かったですけれども、狙い通りだったかなと思います。ウェリだけではできないこともあるので、そういう部分で、自分が足下で受けて、攻撃のバリエーションを増やせればいいかなと思いながらプレーしていましたが、もっと、もっと、ああいう場面を増やしていきたいと思います」

Q:試合に出るたびに、そういう手応えは増しているのではないですか?
「湘南戦より、マリノス戦の方が良かったですし、マリノス戦に比べて、柏の時の方が前にも運べたし、どんどん良くなってきている感触はあります。チームに合ってきているからだと思いますが、もっと、もっと、自分を出せるようにしていければと思います」

Q:東京五輪世代が挙げたJリーグ初ゴールです。そういう話を聞いて、何か実感することはありますか?
「特にないですね。自分よりも試合に出ている選手は一杯いますから。それでも、数少ないチャンスでゴールを決められたのは、自分の中では自信になるので、同世代の選手に負けないように、まずはスタメンに定着できるように、練習からしっかりとやりたいと思います」

Q:ゴールを決めたことで、地元の人から祝福のメッセージなどは届きましたか?
「はい。友達とか、家族とか、地元(北九州)の人たちからは、みんなにもらいました。『決めて当然やろ』っていう人が多かったですけれどね(笑)。でも、あのコースは自分の中では決めなければいけないところなので、決められて良かったですけれども、『おめでとう』とは言ってくれたので、次はレベスタで、みんなの見ている前でゴールを決めたいと思います」

Q:柏戦後から、大勢の報道陣に囲まれることが増えました。プロは結果を出すことが大事なんだと感じる部分もあるのではないですか?
「そうですね。結果を残すことで自分の名前も知ってもらえるし、結果を残すことって本当に大事なんだなというのは、すごく感じました」

Q:ハードな連戦が続いていますが、次からはホームで4連戦です。自分の中では、どのような位置付けでいますか?
「自分は若いので、ナビスコも、リーグ戦も、全部出たいと思います。連戦の方が動けますし、コンディションも連戦の方がいいです。入りの体の重い、軽いはありますけれども、連戦の方がスムーズに入れますね」

Q:鳥栖と言えば、今シーズンの最初に出た試合ですが、あの時は、やれなかったと言っていましたが、試合に出たら、どのようなことを表現したいですか?
「最初は緊張もありましたし、途中から出て流れを変えられずに終わってしまいました。けれども、いまは緊張することもありませんし、自分のコンディションもいいので、次の鳥栖戦ではゴールを決めて、最初の自分とは違うというところを見せたいですね」

Q:開幕の時と比較して、自分の中で変わって来た部分というのは、どんなところでしょうか?
「すごく守備を意識するようになりました。ウェリが前で頑張ってくれているので、細かなところではありますが、自分たちがウェリをサポートできれば、ウェリも楽になるし、そういうところは意識するようになりました。具体的にいえば、行く、いかないの判断とか、どこで行くかとかですね。最初の頃は、それが全然できていなくて、ただボールしか見ていなかったんですけれども、いまは周りも見ることができますし、どこにスペースがあって、どこに行かなければいけないとかも分かってきたので、最初に比べたら、全然やれている感じがあります」

Q:攻撃のところで、長めのパスが多くなってきたのも、周りが見えてきたということなのでしょうか?
「ボールを持った時に余裕を持てるようになったので、周りも、しっかり見えているというのはあります。そういう長いパスや、スルーパスを、もっと、もっと増やしていけば、自分のドリブルも生きるので、ドリブルだけじゃなく、パスも考えながらやっていきたいと思います」

Q:鳥栖はプレッシャーをかけるタイミングか早いチームです。
「いま考えれば、プレッシャーが早いということは、一発で来るということですから、上手く、それを見ていれば一発でかわせるので、そこを冷静に見ながら、鳥栖がいま来ているのか、来ていないのか、それを判断しながらプレーしたいですね」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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