「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J2第5節 福岡-磐田】「次の試合でも結果を残すことだけを考えて準備したい」/増山朝陽/上島拓巳

2020明治安田生命J2リーグ 第5節
日時:2020年7月15日(水)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/1,958人
結果:アビスパ福岡 1-0 ジュビロ磐田
得点:[福岡]増山朝陽(70分)

◎増山朝陽選手(福岡);
Q:試合を振り返って
「すごくタフなゲームだったと思います。その中で、みんな最後まで戦ってくれましたし、スタジアムに駆けつけてくれた人たちも、すごく応援してくれました。そのおかげで、最後まで相手に点を許すことなく勝てたことが、すごく良かったと思っています」

Q:前節は途中交代で得点を決めることができなくて、監督も交代選手に満足できないとおっしゃっていましたが、その中で、今日先発が回ってきました。京都戦からどんな準備をして、どんな気持ちでこの試合に臨まれたのでしょうか?
「監督も僕に背後へのスプリントを期待していたので、今日はいつも以上に多く裏に抜ける動きだったり、追い越す動きができて、そのうちのひとつで点が取れたと思っています」

Q:前節感じた悔しさを少しは晴らすことができましたか?
「やはり負けたくはないですし、連敗中というのもありましたし、前節は1点を取ってチームに勢いをつけるということができなかったので、それはすごく悔しかったです。今日は1点だったんですけれども、もっと点が取りたいですし、スタメンの時は3点取るつもりでゲームに入っていますから、自分でそういったチャンスをもっともっと作っていかないといけないと感じています」

Q:神戸にいた時は出場機会というのが少なかったと思いますが、福岡に来て初先発の試合で取った1点の重み、そして今後どのようにつながっていくのかということを教えていただけますか?
「少なからず、スタメンにしろ、途中からにしろ、次も出場機会は得られると思うので、そこでまた点を決める、アシスト決めるということが必要だと思っています。今日の結果に一喜一憂せずに、次の試合でもしっかりと結果を残すことだけを考えて準備したいなと思います」

Q:このスタジアムで、今までにゴールを取った思い出はありますか?
「あると思います。小学校の時だったり、選抜のときだったり」

Q:何か思い出のゴールはありますか?
「初めて県のトレセンか、選抜に選ばれた時に取ったゴールで、ドリブルでもっていって、ポストとポストに当たって入ったゴール。すごく印象的でした」

Q:このスタジアムとの相性みたいなものは、どのように考えていましたか?
「高校の時もそうですけれど、ここで常に勝って、ここから全国だったり、大きな大会へ出ているので、相性はいいと感じています」

Q:これから、このスタジアムで、どのような活躍を見せたいと思っていますか?
「やはり点をしっかり取って、勝利につながる得点やアシストを多く決められる活躍をしたいと思っています」

◎上島拓巳選手(福岡);
Q:試合を振り返って
「前半からチャンスがあった中で、今日もなかなか決めきれない展開が続いていましたが、ただ、前回と違うところは先制点を許さなかったというところでした。チャンスを決め切れていない中でも、後ろがしっかりと守り切れたこと、そのあとに増山選手が点を決めて、そのあとの試合クローズのところも修正できたというところ、今日はすべてがいい方向に向かって勝てた試合だったと思っています」

Q:2試合連続2失点でしたけれども、今日は強烈な2トップに対してほとんど仕事をさせずに無失点で抑えました。守備のポイントはどこにあったのでしょうか?
「今回は2CB対2トップという展開になるということは監督からも言われていましたし、僕たちも強く意識くして試合に臨みました。実際に試合に入ってみると、相手のCB、ボランチから2トップに当ててくることが多く、バトルの場面が多かったですけれども、僕、グローリ、そしてほかの選手を含めて、一つひとつのバトルに負けなかったというところが、無失点に抑えられた大きな要因だったと思います」

Q:最後は3バックにシステムを変えたと思いますが、あの変更について、選手たちはどのように理解していたのでしょうか?
「残り10分くらいだったと思うんですけれども、より戦い方が明確になって、あと10分、時間を使い切る、守りに徹するというところで、監督からの指示も、もちろんありましたけれども、ピッチ内で同じ絵を共有できました。シンプルにプレーして、シンプルに跳ね返すということが、チーム全体で共有できたことが、勝利の大きな要因だったと思います」

Q:今日はキャプテンマークを巻いてのプレーでした。そういったところで、何か意識することはありましたか?
「前節、前々節は鈴木選手が巻いていたんですけれども、内容的には悪くないと自分たちは思ってはいましたが、監督の意図として、何か一つ変えたかったというものを感じていましたし、自分も試合前にそこを変えてくるのではないかなと思っていたので、キャプテンマークが来たなという感覚でした。決して鈴木選手がどうこうということではなく、本当に小さなところを変えて勝利を引き寄せたかった、という狙いが監督の中にあったのではないかなと思っていますし、僕が巻いたことによって何が変わったのかというのは分かりませんが、実際に結果に出たということは、少なからず良かったなと思っています。次の試合も全員が同じ気持ちを持って、キャプテンシーを持って戦っていけば、結果は出てくると思っています」

Q:今日はリーグ再開後、ベスト電器スタジアムに初めてお客さんが入る試合でした。それについて何か一言いただけますか?
「ホームゲームにサポーターが来てくれたことで、試合中の自分たちの一つひとつプレーに、温かい拍手を感じることができました。身体を張って止めた時、いいプレーをした時、そこで拍手をいただくことで、すごくモチベーションにつながりましたし、気持ち良くできました。これからもホームゲームがたくさんありますが、たくさんの方に足を運んでいただいて、自分たちを鼓舞していただきたいと思います。それが結果につながってくると感じています」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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