【無料記事】【記者会見 J1第34節 福岡－大分】「悔しさをガンバ戦で晴らせるようにしっかり準備して戦いたい」／片野坂知宏

2021年11月05日 21時50分　
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2021明治安田生命J1リーグ　第34節
2021年11月3日（祝・水）15:05キックオフ
会場：ベスト電器スタジアム／9,147人
結果：アビスパ福岡　１－０　大分トリニータ
得点：［福岡］ジョン マリ（32分）

◎片野坂知宏監督（大分）；
Q:試合を振り返って
「今シーズン最後の九州ダービーということで、我々トリニータのサポーターもたくさんスタジアムにお越しいただきました。我々も今調子も良く、今日の九州ダービーに勝って勢いを付けたかったんですけれども、０－１という敗戦になって悔しいですし、残念な想いで大分に帰らせてしまうことを本当に申し訳なく思います。今日のゲーム、90分間を通して、福岡さんがやりたいこと、ここまで勝ち上がっていることの要因をゲームで示したのかなと思います。そういう中で、我々も得点を目指して勝点を取るために出し切ってやったと思います。結局０で終わって、あの１本のシュートで、得点で、こういうゲームになってしまって、まだまだ私含めての力不足だと感じています。今シーズンのゲームも残り４試合しかないので、あまりこの負けを引きずらないように、次にホームでガンバ戦があるので、とにかく今日の悔しい想いをガンバ戦で晴らせるように、また大分のファン、サポーターとホームで喜び合えるように、しっかりと準備して戦いたいと思います」

Q:内容的にみると、相手にやりたいことをやられたというのもあると思うんですけれども、大分もやりたいことはやれたと思います。その内容で勝点が取れなかったということに関して、メンタルの部分だとか、次に向けて修正したいところはいかがでしょうか？
「選手にも今言ったのですが、切り替えが大事ですし、中３日しかないので、とにかくホームのガンバ戦で勝点を取る、勝利する、そこに切り替えてやろうということは話しました。残り４試合に勝つしかないと思いますし、それが我々のやるべきことだというのは分かっていると思います。今日のゲームでもそうですけれども、本当に細かいところ、１本のシュート、そういうところで戦えなかったり、隙があったり、ちょっとしたところで結果が違ってくる、それはここまでも34試合で経験してきたことだと思います。そこをいかに身体を張ったりだとか、戦っていけるか、フィニィッシュのところに関しても枠に打ち切るかというところを、選手自身が矢印を向けて向き合って残り４試合につなげていくしかないので、とにかく切り替えさせた中で勝点が取れるように準備したいと思います」

Q:残り４試合で勝点を取るために得点力がすごく必要になってくると思いますが、その辺りはいかがでしょうか？
「得点を取るために今日もシステムを変えましたし、攻撃の選手も入れましたし、そういう狙いの中でやっていて、相手よりも多くチャンスを作りたいし得点を挙げたいと思っています。それは最後まで、これまでもそうでしたけれども、最後までの４試合に向けても、得点するための狙いは各チームによって変わってくると思うので、それを合わせながら、パワーが出せるように準備をしていきたいと思います」

Q:攻撃の話が出ましたけれども、この数試合、シュートもあまり多くないというイメージがあって、今日も少し強引に打っていった方がいいのかなという場面もありました。シュートの意識についてはどのようにお考えでしょうか？
「攻撃のフィニィッシュに関しては、選手には大胆に思い切ってプレーしようということは伝えているので、選手それぞれの判断の中でやっていると思います。より高い確率を狙うためにフィニィッシュまでいかないこともあるかもしれませんし、今日のゲームに関しては３－４－３のミラーゲームになってマッチアップしている中での難しさはあったと思いますし、１点を取った中で福岡さんは後半、ある程度割り切ってカウンター狙いというところがあったと思うので、そういう強固な守備、いまＪ１で一番失点が少ないチームである中で、あれだけしっかりと守られて、集中を切らさずにやられているのを崩すというのは非常に難しさがあったと思います」

［中倉一志＝取材・構成・写真］