群馬サッカーNEWS Gマガ

無料記事【ニュース932】「感謝の気持ちを込めて」ザスパ有薗、小林亮 トライアウトへの気持ちを語る

ザスパは6日で自主トレを含めた全体練習が終了した。契約満了選手たちは今週開催されるトライアウトに参加する。新天地を求めて、トライアウトへと向かう有薗真吾、小林亮の声を伝える。

 ゾノりょう

 「7年前、サッカーを辞める覚悟で草津へ戻ってきた」

 DF有薗真吾

「全体自主トレが終わって、ここでやってきた8年間が本当に終わっちゃったという感じです。寂しいですけど、ここで一つの区切りなのかなと思います。シーズン終盤に契約満了を伝えられてショックすぎたけど、シーズンが終わって、やっと気持ちの整理をつけることができました。

 

トライアウトは、ザスパでやってきたことをやることだけを考えています。次のチームが決まってくれれば一番いいのですが、見つからない場合もあると思うので、自分にとって最後の真剣勝負の場になるかもしれないと思ってプレーします。トライアウトで活躍するのは簡単ではないと思いますが、自分らしさを出していきたい。

 

2008年にチャレンジャーズに入って1年間プレーしたあと、自分は一度、チャレンジャーズを退団してJFLのチームのセレクションを受けに行きました。でも受からなくて、そのときにまた自分を拾ってくれたのがチャレンジャ−ズでした。鹿児島の実家から、もう一度、チャレンジャーズに来るとき、お金もなかったので、段ボール3箱だけを持って草津へ戻りました。それでダメなら、もうサッカーを辞めようと思っていました。

 

それからは必死でした。気づいたらトップの練習に参加させてもらっていて、Jリーグのピッチに立つことができていました。あれから7年間もトップでプレーすることができて本当に幸せでした。

 

契約満了になったあと、ヤスさん(高田保則)や本さん(本田征治)、サクさん(櫻田和樹)など多くの先輩から連絡をもらいました。多くの先輩とサポーターの声に支えられて僕は、ここでプレーできたんだとあらためて感じました。トライアウトは本当に最後の場になるかもしれませんが、頑張ってきます。ありがとうございました」

 

 「自分の成長のため新天地を探す」

DF小林亮

「今年1年間、自分自身ができることを変わらずにやってきました。1日たりとも無駄な時間はなかったです。自分自身が取り組んできたことに後悔はないですし、結果としてチームを離れることになりましたが、これからもサッカー選手としての努力を継続してやっていくだけです」

 

Q今季のチームの起点は完全に右サイドで、貢献度は高かったが?

 

「それは自分の特長でもありますし、データとかに出ているのはうれしいことです。クロスの部分でもチームに貢献できていたと思います。江坂と僕、僕と松(松下)のパス交換とかがチームで一番多かったみたいですけど、そういう部分を見てもらえていたらうれしい。ただ、チームがそういうことを求めていないみたいですし、それであれば自分はこのチームにいても活きない。自分自身の成長のためにも次の場所を探しにいきます。僕自身もサッカーキャリアの終盤を迎えて、限られている時間の中で、まだまだ成長していきたい。次はどんなステージでサッカーができるか分かりませんが、これからも応援してもらえたらありがたいです。1年間という短い時間でしたが、ありがとうございました」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ