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 【高校サッカー】前橋育英 大津下して3回戦へ進出。後半ロスタイムに劇的ゴール!

前橋育英 大津下して3回戦へ進出。後半ロスタイムに劇的ゴール!

 

前橋育英が死闘を制して3回戦へ駒を進めた。

 

G大阪へ加入内定2選手を擁する優勝候補・大津(熊本)に対して、昨年準優勝の前橋育英はまったく動じなかった。4−4−2のシステムから伝統のムービングフットボールを展開すると序盤からポゼッションを支配、ゲームの主導権を奪っていく。

 

先制点は前半18分に生まれた。エース横澤が、右サイドから内へと切り込み左足で強烈なシュート。相手GKが弾いたところを佐藤がヘッドで詰めて先制に成功する。横澤のダイナミックなショットがゴールを呼び込む形となった。

 

1点をリードした育英だったが直後の前半21分にPKを献上。それを相手エース一美に決められ1−1で前半を折り返す。

 

後半、2点目を先に奪ったのも育英だった。後半4分、横澤が中盤でボールを奪い取るとカウンターでバイタルへ持ち込む。一度は相手DFに止められたがそのこぼれを後列の押し上げで拾うと、右サイドからペナへ進入した佐藤が蹴り込み2−1。

 

しかし後半15分、相手MFが放ったミドルシュートへの対応をGK山岸が誤り、痛恨のトンネル。2−2の同点となったゲームは混沌とした状況で終盤へと進んでいく。

 

2−2のまま後半ロスタイムへと突入したゲームは、大津、育英ともにGKを代えてPK戦への準備を図る。だが、育英に最後のチャンスが巡ってきた。後半42分、横澤が左サイドを突破すると、交代出場の馬場が決勝ゴールを押し込んで激闘に終止符を打った。

 

育英はゲーム終盤、前線に馬場を投入し横澤を左サイドへ配置したが、その策が奏功する結果となった。横澤は3ゴールすべてに絡む活躍をみせた。山田監督は「大津は良いチームだったが、よく分析して戦うことができた。良いスタートが切れたのでさらに良いゲームをしていきたい」と語った。

 

昨年準優勝の育英が悲願の優勝へ向けて、最高のスタートを切った。

 

育英はあす3日の3回戦(午後2時10分=フクアリ)で帝京第三(山梨)と対戦する。

 

前橋育英 3−2 大津(熊本)

(フクダ電子アリーナ)

 

育英得点

18分   佐藤 誠司

44分  佐藤 誠司

80+2分 馬場 拓哉

 

大津(熊本)

21分 一美 和成

55分 吉武 莉央

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