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無料記事【Gマガニュース】チャレンジャーズ3年連続ベスト4 関東リーグ昇格まであと1勝

チャレンジャーズ3年連続ベスト4

関東リーグ昇格まであと1勝

 

 

(DF西尾芳)

 

 

51回関東社会人サッカー大会1回戦

115日 甲斐市敷島総合公園運動場

 

【結果】

ザスパ草津チャレンジャーズ 4-0 韮崎アストロス

前半(1-0

後半(2-0

 

【得点】

7分:川瀬隼太(チャレンジャーズ)

72分:操 将真(チャレンジャーズ)

80分:田沼和樹(チャレンジャーズ)

 

 

【マッチレポート】

 

上々の内容で1回戦を勝ち抜いたザスパ草津チャレンジャーズは、2回戦で山梨県の優勝クラブである韮崎アストロスと対戦した。

 

立ち上がりから積極的にボールを回し、チャンスを掴んだチャレンジャーズ。前半7分には、キャプテン増尾からの縦パスを受けた川瀬がドリブルで中央突破。そして躊躇なく右足を振り抜くと、ゴールに吸い込まれ早くもリードを奪う。

 

だがこの日も、前試合と同じようにリード奪ったあとから徐々に流れが悪くなりだしてしまう。4−1−4−1のシステムで素早い切り替えを仕掛ける韮崎は、チャレンジャーズ最終ラインの裏を狙い、再三ゴールに迫っていく。さらに両サイドを使った攻撃に、チャレンジャーズの両SBである、田沼、若本が最終ラインに釘付けとなってしまう。それでも、GK後藤のファインセーブもあり、なんとか前半を1-0で折り返す。

 

後半に入っても、1点を追いかける韮崎がセカンドボールを支配し優位に試合を進めていく。だが、後半15分を過ぎたあたりから、韮崎のシステムが徐々に間延びしセカンドボールを拾えなくなり始めると、チャレンジャーズのパスが面白いように回るようになっていく。

 

そして後半27分、CKのこぼれ球を拾った増尾からのクロスを操が蹴り込み、待望の追加点が生まれる。さらに後半35分には、またもCKのチャンスから、今度はDFの田沼が頭で合わせ、勝負を決定づける3点目を叩き込んだ。その後もボールを優位にキープし、常に相手陣内でゲームを進めたチャレンジャーズが、3年連続での関東社会人、準決勝進出を決めた。

 

 

攻撃面では、2枚看板である川瀬、操の2トップが1回戦に続いて得点を決め、キャプテンの増尾も3アシストと中心選手が揃って活躍した。だが、今日の試合でキーマンになったのは、ヒザの手術から復帰してきたDFの西尾芳(かおる)であった。

 

 

彼の左膝には、分厚いテーピングが巻かれたままで、本人も「ちょっと(走ると)まだ怖いというか、不安はあります」と話しているが、この大会に懸ける気持ちは誰よりも強い。チームが成長する夏場は、怪我のためほぼ練習することもできず、気持ち的に非常に苦しい時期を過ごしていた。だからこそ、復帰できた今は、とにかく「チームに貢献したい」という気持ちが強い。

 

 

そして今ゲームは、相手が何度も裏を狙うシーンを見せる中で、西尾はしっかり体を張り、さらには走り負けずに対応。この活躍もあり、チャレンジャーズは2試合連続の完封勝利を引き寄せた。関東社会人サッカー大会優勝、そして悲願である関東リーグ昇格を勝ち取るためには、西尾の完全復活は不可欠と言えるだろう。

 

 

3年連続で準決勝進出を決めたザスパ草津チャレンジャーズは、1118日(土)、午前11時から韮崎市中央公園陸上競技場で行われるアイデンティみらい(茨城県1位)戦に進む。過去2年は、準決勝で敗れ関東リーグ昇格を逃したチャレンジャーズ。関東リーグ昇格まであと1勝。3度目の正直で悲願達成なるか注目だ。。

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