【HHレポート】「全選手、スタッフらが熊本地震の義援金募金活動を実施」 (2016/4/17)　※無料記事

2016年04月17日 19時43分　
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サポーターに借りたロアッソ熊本のマスコットキャラクター「ロアッソくん」のぬいぐるみを持ちながら募金活動をする田向泰輝選手会長
【写真　米村優子】

田向選手会長「震災時に支援して貰った恩を返したい」

水戸市内原町のイオンモール水戸内原で4月17日、水戸ホーリーホック選手会による「平成28年熊本地震」の義援金募金活動が実施されました。
ホーリーホックは本日13時から長崎県立総合運動公園陸上競技場でV・ファーレン長崎とのゲームを予定していましたが、熊本地震による交通機関への影響と来場者の安全確保が考慮され、九州全域のJリーグのゲームは全て開催中止に。

そんな中、「地震の被害に苦しむ熊本の力になりたい」と田向泰輝選手会長らが昨日の正午頃に提案し、イオンモール水戸内原の協力を経て、全選手で募金活動を行うことが決まりました。
「東日本大震災の時、全国各地のたくさんの方々に支援していただいたお陰で、僕らの今がある。今はその恩を返さなくてはならない。今日はご協力、お願いします」と田向選手会長。
沼田社長は「震災直後、ロアッソ熊本のサポーターの方々から、水戸の地域のためにと約56万円の寄付をいただいた。このご恩を返していきたい。サッカーファミリーだけでなく、多くの方々からの支援をいただければ幸いです」と冒頭でコメントしました。

【写真　米村優子】

【写真　米村優子】

募金活動には、沼田邦郎代表取締役、クラブスタッフ、水戸市役所職員らが参加。
選手らは1階のメインコートで「熊本への支援をお願いします！」とイオンモールの来客者に呼び掛け、義援金を募りました。
昨年まで大分トリニータに所属していた兵働昭弘選手は「大分も被災された方がたくさんいますし、大分の選手にも何人か安否確認をしました。熊本も大分時代によく練習試合をした身近な場所。水戸も東日本大震災の時に各地のサポーターにも助けてもらったと聞きましたので、こういう活動が早くできたことは非常に良かったです。この活動が一回で終わらずに継続して取り組んでいきたいと思います。まずはサッカーの力で熊本、大分を勇気づけたり、パワーを与えたい。そしてこのような支援活動も続けていきたいです」。
ロアッソ熊本の黒木晃平選手と親交が深い船谷圭祐キャプテンは「自分も九州でプレーしていたこともありますし、ロアッソには鳥栖時代にチームメイトだった仲の良い黒木がいますし、自分たちに出来ることを何か早めにやりたいと思っていました。僕らには想像できないぐらいの大きな被害が起こっているはず。微力ながら、出来るだけ支援していきたいです」と語っていました。

【写真　米村優子】

【写真　米村優子】

今回集めた義援金募金は「平成28年度熊本地震」の被災地支援を行う団体に寄付される予定。
「僕らも5年前に同じ思いをしたけれども、熊本のチームやサポーターに背中を押してもらったお陰で、下をむくことなく、前を向けた。そういう手助けになればいいし、そうなれることを信じています」と本間幸司選手。
クラブは今後も義援金募金活動をはじめ、熊本地震被害の復旧活動を支援していく意向を示しています。

【写真　米村優子】