【コメント】林陵平選手「過去最高の勝ち点と順位を記録することで、今年の水戸が『最高のチームだった』と言ってもらえるようにしたい」（2017/11/10）※無料記事

2017年11月11日 6時32分　
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【写真　水戸ホーリーホック】

Q.いよいよホーム最終戦となりました。
「みんな感じていると思いますが、あっという間ですね。プレシーズンマッチの鹿島戦や開幕の湘南戦からあっという間に時間が過ぎてきました」

Q.最後はいい形で終わりたいですね。
「前節は長崎相手に自分たちから仕掛ける守備ができなかった。そこが悔しかったですね。全体的にもうちょっと前がかりになってよかった。前の2人だけで追っても怖さは出ない。長崎が蹴ってくるセカンドボールを拾う狙いで、前の2人が追って蹴らせて、セカンドボールを拾うというイメージでした。それよりも水戸のスタイルは前から全体が連動するという守備。次はそういう試合をできるようにしたい。1年間の集大成として、自分たちのやってきたことを出せれば、すごくいいゲームができると思います」

Q.水戸はハイプレスからリズムを作るチームだと思います。
「前節はサイドハーフの選手がウイングバックに引っ張られてしまった。でも、次の山形は4バックのチーム。サイドハーフがサイドバックに行ったり、1ボランチが下がったら3バック状態になる。サイドに対してもサイドハーフが出られるような勢いを出せればいいと思います。そっちの方がアグレッシブに行けると思います。みなさんもそういうサッカーが見たいのかなと思いますが」

Q.いろんなサッカーができるようになった中、選択肢としてやはりハイプレスが最優先だということを再確認して臨みたい一戦ということですね。
「選択肢に関して、結果論なところがあると思うんですよ。状況や相手によって選択肢が変わるわけで。いい方向に出る場合もあるし、うまくいかない時もある。40試合やってきて、そういう経験をしながら、一つのサッカーだけでなく、いろんな考えを持つことができるようになった。幅が広がったことはチームにとって大きなことだと思います。その中で次の山形戦は、いろいろやってきた中でアグレッシブに行きたいと思います。自分も前線から激しくいきたいと思っています」

Q.相手は山形です。古巣ということで、思い入れはあると思いますが。
「今は水戸でこれだけ主力として戦ってきて、水戸のためにという思いが強いので、そこまで意識はしないですね。でも、古巣ですし、長く在籍したチームなので、楽しみな部分はありますし、負けたくないという気持ちはあります。でも、平常心で戦えると思います」

Q.ゴールを決めたいですね。
「あと2試合の中で目標としている点数はあります。なので、僕自身のモチベーションは落ちていません。チームの価値を高めるために、個人としての価値も高める。サッカー選手は1人1人が商品なので、商品価値を高めることも大事。チームのために戦いますが、個人個人がいいパフォーマンスをして、チームの勝利に貢献することが大事なこと。そういう考えの選手が11人集まれば、いいゲームができると思います」

Q.林選手は「新たな歴史を作る」と言い続けてきました。そして、現在勝ち点54。あと1勝すれば、過去最高の56を超えることとなります。そして、残り2試合で過去最高順位の13位を超えることができます。
「振り返ってみて、最後は結果で見られるので、今までの勝ち点を超えることもそうですが、最高順位になることで、今年の水戸が『最高のチームだった』と言ってもらえるようにしたい。残り2試合ですが、1試合1試合勝ち点3を狙って戦うことが結果につながる。40試合積み上げてきたものがあるから、今の勝ち点がある。こういうチームになってきたと思う。そこはぶれずに1試合1試合しっかり戦っていけば、おのずと結果に出ると思います」