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デイリーホーリーホック

J1クラブライセンス交付に関する記者会見全文 沼田邦郎社長「強いチームを作りながら、地域貢献をさらに強めていきたい。そしてJ1という夢の舞台にのし上がる」【ニュース】※無料記事

【写真 佐藤拓也】

「我々水戸ホーリーホックとして、クラブはじめてJ1クラブライセンスの交付をいただきました。これは我々クラブの歴史上はじめてということもありますが、茨城県、水戸市をはじめ、各ホームタウンのみなさま、水戸ホーリーホックにあらゆるご支援をいただいたすべての方の熱い思いとご協力、ご支援の賜物だと思っています。本当に感謝を申し上げたいと思っております。ありがとうございます!

水戸ホーリーホックにこれだけ多くの期待をしていただいているという思いをひしひしと受け止めております。今回の発表があった後、みなさまからの叱咤激励をかなりいただいております。これから強いチームを作りながら、地域貢献をさらに強めていきたい。そしてJ1という夢の舞台にのし上がる。みなさんのご支援を承りながら、さらに進めていきたいと思っております。これからのますますのご尽力、ご協力、ご支援を賜ればと思っております。引き続きよろしくお願いします」

Q.今回は「条件付き」のJ1クラブライセンス交付となりました。「条件」について詳しく教えていただけますか?
「今回、解除条件付きという形でJ1クラブライセンスが交付されています。解除条件付きというのは、水戸ホーリーホックがJ1昇格が決まった場合、そのままJ1クラブライセンスで申請している笠松運動公園陸上競技場をホームスタジアムとして使わせていただきます。万が一、J1昇格がかなわなかった場合、来年ケーズデンキスタジアム水戸を使わせていただくこととなっております。その場合、あくまで笠松運動公園陸上競技場でJ1クラブライセンスを交付されているので、J2ライセンスに変更になるという意味での『条件付き』となっております」

Q.笠松運動公園陸上競技場の屋根やトイレなどの工事も必要なのでしょうか?
「笠松運動公園陸上競技場は来年の国体開催に向けて、すでに様々な改修工事が行われています。その中で私たちはJ1クラブライセンスの申請を行うことができました。J1の試合を開催するために、工事というよりも、備品の準備が必要だということですね。具体例を挙げますと、ゴールの形状が認められていない形状なので、ケーズデンキスタジアム水戸のようなゴールに変更することとか、ベンチに座れる数が14席以上という規定があるのですが、今の笠松運動公園陸上競技場のベンチは14名以上座れないので、14席以上のベンチを用意するなど、いくつかの項目を変更してくださいとJリーグ側から言われています。その対応をする必要があります」

Q.トイレや屋根はまた別の話なのですか?
「トイレと屋根については、J1クラブライセンスのB等級にあたります。必ずしもクリアしないといけない条件ではなく、将来的にクリアするべき条件なのですが、現在クリアしていなければライセンスが交付されないというものではありません。トイレの数、屋根のカバー率は笠松運動公園陸上競技場は基準を満たしておりません。そちらに対してクラブとして働きかけを行ったり、仮設で対応するなど、改善の計画や実施対策をクラブライセンス事務局に報告することによって、そちらは解消されます」

Q.来年、J2になった場合、またJ1ライセンスを申請する際はまた笠松運動公園陸上競技場をホームスタジアムとするのでしょうか?
「現状ではそうなります」

Q.解除条件付きとなった理由は?
「今、ご説明があった通りです。私たちは現在ケーズデンキスタジアム水戸をホームスタジアムとして利用させていただいております。ただ、J1クラブライセンスを取得するためには基準となる1万5千席以上が必要となります。なので、その基準を満たしている笠松運動公園陸上競技場をJ1ライセンスとして、ケーズデンキスタジアム水戸をJ2ライセンスとして、2つの申請をさせていただいております。そのため、J1に昇格した場合は笠松運動後年陸上競技場、J2の場合はケーズデンキスタジアム水戸を使わせていただきます。そういうケースは今までのJリーグでははじめてとなるので、『条件付き』という判定になりました」

Q.今まではじめてのケースとなっただけに交渉は難しかったのでしょうか? また、ライセンスが交付されたことにより、行政との関係についてはどうなりますか?
「最初の質問について、難しいというより、水戸ホーリーホックが2段階の申請のご提案をさせていただいて、Jリーグ側にご協力をいただいたという形です。最終的にJリーグが決めるわけではなく、FIB(クラブライセンス交付第一審期間)が決めることとなります。事務的なところは当方スタッフが行いました。今回、我々が苦労したというより、みなさま方の『水戸ホーリーホックにJ1クラブライセンスを取らせてあげたい』という気持ちの方が上回っていたと思います。そういう思いも汲んでいただいたとも思っています。交渉事というより、そういう思いの方が強かったのかなと思います。

今後の水戸市との関係について、(ケーズデンキスタジアム水戸改修のための)用地買収がうまくいなくて、1万5千席への改修ができていないのは報道されている通りです。最初にご理解をいただいたのは水戸市の高橋靖市長でした。我々の笠松運動公園陸上競技場でJ1ライセンスを申請するという提案に対して、大きく賛同していただきました。水戸市にスポーツ文化というものを作るための、水戸ホーリーホックは宝だとも言っていただきました。J1クラブライセンスを取得することがそのために大事なことだと。ただ、将来的に水戸ホーリーホックは水戸に戻ってきてもらいたいとも仰っていただきました。その関係というか、我々は水戸市のみなさま方、ホームタウンのみなさま方とともに歩んでいくということに変わりはありません」

Q.27日に内示があったと思いますが、どういう気持ちになられましたか?
「27日に正式に通達が来ました。我々とすると、選手も含めて、私は08年から社長をしていますが、ライセンスの部分において悔しい思いをしてきました。なので、地域のみなさまの思いも含めて、非常に熱いものがこみ上げてきました。ただ、これがスタートラインです。より一層気を引き締めて戦っていかないといけないという思いにもなりました」

Q.あらためてJ1昇格を目指すチーム作りについて、どのように考えていますか?
「J1クラブライセンスを取得して、言い訳ができない状況となりました。J1に昇格するための強化策を進めていかなければならないと思っています。地域のみなさま、ステークホルダーのみなさま、株主のみなさまとご相談させていただきながら、さらに高みを目指していきたいと思っております」

Q.具体的な強化策は?
「これからクラブを大きくしていきます。現在、我々はJ2リーグで最も予算規模の小さいクラブです。そこを改善していくことが一番の課題だと思っております」

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