デイリーホーリーホック

「水戸OBの茨城県警察官・石神幸征さんがKSスタに凱旋!」【HHレポート】※無料記事

昨年11月に結婚。公私共に充実した生活を送る水戸OBの石神幸征さん
【写真 米村優子】

3月17日のホーム千葉戦で、水戸OBで現在は茨城県警の警察官となった石神幸征さんが「茨城県警察PRブース」に来場。プロサッカー選手を引退して第二の人生を歩んでいる石神さんが、ケーズデンキスタジアム水戸に凱旋しました。

石神さんは1990年1月生まれ、静岡県出身。名門・藤枝東高、筑波大を経て、2012年から2016年までの5年間、水戸ホーリーホックに在籍。J2屈指のボール奪取能力を持ち、その才能が高く評価されていたディフェンダーでした。
その後はJ3・ガイナーレ鳥取で活躍し、2017年に現役を引退。そして茨城県警察に採用され、2018年4月から同県警察学校に入校。現在は県内警察署の交番に勤務しています。

千葉戦当日、パトカーや白バイが展示された茨城県警察PRブースに石神さんが制服姿で登場すると、懐かしそうな表情を浮かべたサポーターらが次々と来場。一緒に敬礼しながら写真を撮ったり、握手やサインを求める人が後を絶ちませんでした。
久々に水戸サポーターに囲まれた石神さんは「大学、プロ時代とずっと茨城県民の皆さまにお世話になりました。一日でも早く恩返しをしていきたいです」と笑顔で語っていました。

石神さんは共に戦っていた細川淳矢キャプテンや本間幸司選手らと今でも交流があり、ホーリーホックの全試合を映像で観戦しています。
「例年、水戸はスタートが強いですよね。ベースとなる守備が出来ていて、手堅く崩れない力のあるチームになっている印象です。ホソさん(細川淳矢選手)がようやく怪我から復帰してメンバー入りしましたし、(本間)幸司さんにもレギュラーを奪取して貰い、チームの中心となって活躍して欲しいです」と今季のチームや馴染みのメンバーに期待している様子でした。

実はプロサッカー選手と警察官、一見全く違う職種に見えて共通点もあるそう。
「体力面はもちろん、プロ時代の全ての経験が今に活かされていますね。プロ選手は監督に評価されて試合に出ますが、警察官も同じように県民の皆さまが安心安全に暮らせていると感じることで認められる存在。そこも通ずる部分があると思っています」と語っていました。

茨城県警の一員として与えられた任務を精一杯全うし、「いつも県民の皆さまの目線に立って、寄り添える警察官」が目標。
中途採用で警察官を拝命したことについて、「私のように社会経験のある警察官は組織にとってプラスの要素が多く、評価される点も少なくありません。プロ選手や一般企業に勤めていた方々のセカンドキャリアとして、警察官という道を是非オススメします」と呼び掛けていました。
現役時代からいつも笑顔を絶やさず、人懐っこい性格で周囲に愛されていた石神さん。人々の穏やかな暮らしを支える立派なお巡りさんとなった今、またスタジアムにやって来て、チームや私たちを温かく見守ってくれることでしょう!

石神さんが所属する茨城県警察は現在、4月12日まで採用試験エントリーを受付中。
1986年4月2日以降に生まれた人はまだまだチャンスがあるそうです!
詳しくは、茨城県警察採用案内をチェック!
https://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/saiyo/ibarakipc_site/

(米村優子)

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