横浜本牧フットボールマニアックス

大泉「自分たちの役割をしっかりと」シュタルフ監督「誰が出ても活躍できる状況を」負傷者の想いを胸に、長野戦に向けて【J3第26節・vs長野 】

2019年10月10日 横浜
(PHOTO,TEXT・佐藤功)

台風が近づいている。その台風と共に、YSは北へ移動。そして予定では台風が去った後に、AC長野パルセイロと戦う。

現在14位と苦しむ長野の失点は30。YSの攻撃と長野の守備の力比べとなる。ロースコアの可能性がある一戦をどう攻めてどう守るのか。誰が出てもいいように、全員がその戦い方を体に覚えさせていた。

前節、シュタルフ監督のために戦った。今節は、負傷をした安彦の無念を胸に戦う。

▼NEXT MATCH
2019明治安田生命J3リーグ 第26節
AC長野パルセイロ ― Y.S.C.C.横浜
2019年10月13日(日)13:00 長野Uスタジアム

 

▼苦しんでいる長野、だから怖い

シュタルフ悠紀リヒャルト 監督

シュタルフ 長野は選手一人一人のクオリティーは高く、経験も実績もあるこの選手が沢山いますけど、チームとして自分たちの望んだ結果が出ていなくて苦しんでいると思います。そういった相手が一番怖い。何をきっかけに回りだすかわかりませんし、個の力で打開して得点はできますし個の力で守れますので難しいゲームです。前期にホームで3-0でホームで勝ちましたけどもその試合もイージーなゲームではなく、たまたま僕らがベストに近いパフォーマンスが出せた日と長野の調子が良くなかった日が重なっただけだと思います。そういった偶然は二度は起きない、僕らがいいパフォーマンスが出せても長野もきっといいパフォーマンスを出してくると思いますので、本当の意味での力合わせだと思います。順位も長野の方が上ですし、胸を借りるつもりで自分たちのサッカーで勝負をしたい。長野の素晴らしいスタジアムにいるサポーターに、僕らのクラブもいいサッカーをしていると証明したいと思います。

――いつも練習ではいろんな選手をいろんな組み合わせで行っています。それは負傷者などを見越したものでしょうか?

シュタルフ それだけではありません。僕はコンセプトへの理解、チーム戦術の理解力を大切にしています。いつも全員にどういうことをやろうとしているのかを自分の肌で感じてほしいですし、相手の気持ちになってやることで見えることもあると思います。いろんな方向で試して、この試合の戦い方を全員で共通して理解を深めてもらいたい。そういう意味でも、いろんな選手をいろんなコンビネーションで試しています。終盤戦に差し掛かって残り8試合しかありませんが、残り8試合だからこそ25試合分の疲れや傷、カードも蓄積されていきます。ですので、いつ誰が欠けてもチームとしての戦力は落ちないように、自分たちがやっていることを重ねています。その準備として、11人ではサッカーはできないので、今いる29人の誰が出ても活躍できる状況を作っています。

▼ダブルを獲りたい

大泉和也

長野はひとりひとり個の力があるチームで、力強いサッカーをしてくる相手だと思います。自分たちの役割を明確にしてしっかり一人一人がやって、前期に勝っている相手ですのでダブルを獲りたいと思います。監督に求められているポジションが試合によって違いますけど、自分の良さはユーティリティ性だと思っています。どんなポジションに配置されてもしっかり能力を出せることが自分のストロングポイントですので、監督の求められた役割やポジションをしっかり理解してプレーしたいと思います。

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