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【森雅史の視点】2021年9月26日 リーグ第30節 川崎フロンターレvs湘南ベルマーレ

J1リーグ第30節 川崎フロンターレ 2(0ー1)1 湘南ベルマーレ
17:03キックオフ 等々力陸上競技場 入場者数4,897人
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川崎は先発を22日の鹿島戦から7人代えて湘南戦に臨んだ。メンバーを大幅に入れ替えたことで苦戦も計算に入っていたことだろう。だがそれでも湘南の出来の良さは想像以上だったはず。前半、川崎の決定機は10分の小林悠のシュートだけ。一方の湘南は15分に田中聡がニアサイドで鋭く合わせ先制すると、17分、26分と立て続けに決定機を作り出した。前半は完全に湘南のペースだったと言っていいだろう。

この劣勢ぶりから、川崎は後半に入ると鹿島戦に出場していたメンバーを立て続けに投入する。特に後半開始から左サイドの登里享平とマルシーニョが入ったことで湘南は一気に防戦に追い込まれた。それでも湘南は耐えていたが、川崎はさらに65分、家長昭博を交代出場させ攻勢を強める。そして66分、旗手伶央のヘディングで同点に追いついた。

川崎には最後にFWレアンドロ・ダミアンを投入してもう1ランク攻撃の圧を強めるか、DFジェジェウを投入して相手のカウンターに備えるかという選択肢があった。鬼木達監督は、山村和也の足の痙攣を考慮して74分にDFを入れ替える選択をする。

湘南は後半川崎ゴールに迫れなくなっていたので、川崎がジェジェウを出場させたことで勝ち点1を奪うチャンスがやってきたはずだった。そして実際、残り1分まで湘南の守りは崩れていなかった。そんな戦いでも川崎が勝ち点3を取れたのは、最後の失点のときに動けなくなっていた湘南と、決勝点の後に知念慶がこむら返りを起こしていたほど動いた川崎の違いがあったからかもしれない。

もっともこの戦いぶりを見せた湘南は絶望する必要があるだろうか。川崎ほどの選手層を持つチームは他にない。むしろその川崎を残りわずかまで追い込めた戦いぶりを今後も継続できれば残留圏ギリギリというのは正当な評価ではないと証明できるはずだ。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート

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