「柏フットボールジャーナル」鈴木潤

ネルシーニョ監督「選手たちはプランを遂行し、高いクオリティーを終始発揮してくれた」/J1 第26節 仙台 vs 柏【試合終了後コメント】-無料記事-

○ネルシーニョ監督

「今日のゲームは序盤から非常に落ち着いて良いテンポで自分たちのペースでゲームが運べたのではないかと思います。良い守備から攻撃に出ていく際にも非常にスピーディーなボールの動かし方ができていたと思います。ただ前半に関しては縦への意識が強すぎて、じっくりとボールを動かしてポゼッションをするという時間が少なかったと思います。前半の得点は三つ作った決定機の一つを決めた、全てが縦というわけではなかったんですが、前への意識が強すぎた前半だったと思います。ハーフタイムに入って、選手たちにはもう一度しっかりと相手陣地に侵入した際にボールを握ってポゼッションをしっかりしていこうと伝えて、後半に入ってそこが修正された分、自分たちがボールを握ってピッチの幅をうまく使い、相手を揺さぶって攻撃の入り口を作るという形が何度も作れていたと思います。我々のペースになってから2得点目を奪うことができ、選手たちは終始献身的に我々のゲームプランを遂行してくれましたし、狙いどおり非常に高いクオリティーを終始発揮してくれたと思います」

 

−後半は、クリスティアーノ選手と江坂選手のポジショニングも修正したのでしょうか?

「前半も二人とも役割についてははっきりしていたんですけど、どうしても急ぎすぎてしまった分、なかなか我々がうまくボールを握らせてもらえなかった。後半に入る前、ハーフタイムに、我々がボール奪ってから二人が出ていくスペースをもう一度確認して、そこが機能したおかげで守備から攻撃に出てく回数が増えたという流れだったと思います」

 

−盤石な90分間でしたが、この試合は何がよかったですか?

「献身的に一人ひとりに課された役割というものを、組織的にチームがやったことに尽きると思います。選手一人ひとりが自分のポジションで自分の役割をこなした、それを伝えましたし、相手のストロングポイントをニュートラルにして、逆に相手の空けるスペースをうまく突くことを狙いとしていたわけですが、堅い守備から奪ってから素早く攻撃に出ていく。前半はクリスの得点以外にも、(江坂)任が2回決定機を作れていましたし、そういったチームとしての役割分担、組織的に戦うということが非常に機能したゲームだったと思います」

 

−ホームに帰って中3日の名古屋戦に向けて。

「我々としては今後残りの試合でより多くの勝利を積み重ねることで、ACL出場権獲得も十分狙える位置にいます。次の名古屋戦というのは、我々にとって非常に重要な直接対決になりますので、勝点6の価値があると言って間違いない、我々にとって非常に重要な試合になると思います。しっかり勝点を50まで持っていき、まだまだ上位にいるチームとは消化試合数に差がありますので、我々は残り5試合、1試合1試合我々のやるべきことをやったうえで、一つでも多くの勝利を積んでいきたいと思っています」

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