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【J1 1st. 第13節 川崎vs鳥栖 速報レポート】杉本健勇の2ゴールもあり、点の取り合いを制して3-2で勝利

ロングボールもあり、との意識を持って入った試合は、蹴る意味が「狙う」というよりも「逃げ」に偏ってしまい、少々雑な展開に。
蹴る展開の中、杉本健勇がターゲットとして奮闘するが、ブレ気味の笛の影響もあり、思うようにボールを落ち着かせられなかった。

だからこそ、前半19分の杉本の先制点を大事にしたかったが、その後も試合を落ち着かせることができず。

逆に36分に、いい守備からの逆襲のボールをピッチ中央で奪われてからのカウンター返しで、豊田陽平にファインゴールを決められ、前半を1-1で折り返した。

もう少し試合を落ち着かせたい後半。ロングボールの比率を少し下げた方がいいように思うが、選手たちはどう出るだろうか。

ハーフタイムの「自信をもってパスを繋ぎ」という監督からの言葉もあり、前半に比べるとつなぐ意識は強まる。落ち着いたボール運びも増える。

試合を楽にさせたのは、谷口彰悟のオーバーラップからのクロスを大久保嘉人が決めた勝ち越し弾だが、3点目を奪う前に2失点目を喫したのが残念なところ。

ただし、杉本健勇がこの日2点目を83分に決めて再びリードを奪い、そのまま試合を終わらせることに成功。バタバタした試合にはなったが、勝ち切れたことを前向きに捉えたいところ。

試合運びにこなれてくれば、老練さが出てくるはず。ショートパスとロングパスをうまく組み合わせた試合運びの熟成に期待したい。

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