「川崎フットボールアディクト」

【新体制発表会見】「攻撃、守備において何が足りないのか。何が必要なのかを踏まえながら今年のチーム編成に取り組みました」(庄子春男・取締役強化本部長)

■守備について
今年は上位チーム、攻撃、守備において何が足りないのか。何が必要なのかを踏まえながら今年のチーム編成に取り組みました。まず守備ですが、失点が多い。ただ、簡単な失点が非常に多いんですね。失点の原因というのは、修正すれば防げるものも多い。昨年の失点は48でしたが、これはリーグで7番目の成績です。この中でFK、CK。このセットプレー絡みの失点が15点ありました。失点のおよそ1/3です。先ほどの上位陣というのは、セットプレー絡みの失点は8点に満たない。約、うちの1/2、という数字です。このセットプレー絡みの失点というのは防げるものもある。そこは今年はしっかりと集中して臨みたいと思います。セットプレーを含めて失点の減少というものを目指して補強した戦力が韓国からソンリョン。ブラジルからネット。またFC東京から奈良竜樹。守備力の高い選手を獲得いたしました。しっかり貢献してくれると思います。

■攻撃について
次に攻撃ですが、これはもっともっと追求していかないといけないと思っています。昨年は62得点でした。これは広島さん、浦和さんに引き続いて3番目でした。ただ、攻撃的なサッカーを考えるとまだまだ満足いく水準ではないと思います。三年連続得点王の嘉人という存在がありますが、次の得点者を見ますと8得点のエウシーニョであります。10得点に届いておりません。上位3チームというのは、10得点以上の選手が2名存在します。例えば広島であれば佐藤寿人選手にドウグラス選手。ガンバであればパトリック選手に宇佐美選手。大体2名から3名が在籍しています。これは対戦チームにとっては非常に守りづらい。得点源が二つあるということなので。うちはそういう意味では嘉人がマークされるとなかなか得点に繋げられないという状況があったというふうに思います。
得点力アップということで、もっと点が取れる選手。また、点に絡める選手ということで、森本、狩野、大塚、長谷川、原川。5名を獲得しました。
それから昨年ケガなどで出場機会が少なかった悠、ノボリ、田坂。彼らが復調してくれば。嘉人の4年連続もそうですが、10得点以上の選手が複数出てくればかなりの戦力になると思います。

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