「川崎フットボールアディクト」

【#オフログ】10月4日 世界的観光地の奈良の生活感と、奈良クラブの取り組み(関西取材記)

■学生も企業も本気

そんな人材育成に対する思いを持っていた矢部さんが、現役の就活生を対象に行った今回の就活イベントは、スポンサー企業への呼びかけに対し4社が手を上げて参加。また、奈良クラブとともに共催に名前を連ねた株式会社AJが自社の採用ノウハウを提供しイベントをサポート。事前登録した学生に対し一次面談や適性テストを実施した。

この事前審査をパスした学生のうち体調不良や内定が出たことを理由で当日来られなかった学生を除く15人がイベントに出席。セミナー形式でマッチングが進められた。会場を訪れたときはグループ分けされた学生がワークショップを行う一方、集団面接で自己アピールする様子も見させてもらった。

参加企業の一つである株式会社丸産業の丸洋史専務は奈良クラブの理事でもあるということで、真っ先に手を上げた企業だという。ぜひ採用したい学生がいたと話してくれた。ちなみにこの丸産業には奈良クラブの三浦修選手が勤めており、この日も採用を手伝っていた。

また、採用意欲の高い会社の一つである株式会社ルビーの辻本龍晃社長にも話を聞かせてもらったが、こうしたイベントの開催に対し「ありがたいです」と感謝していた。

第一回のこのイベントが成果を出せば、第二回第三回へとつながっていく。そのためにも参加した就活生のみなさんが無事に就職できるよう、祈っている。

もちろん参加企業がどんな就活生を採用し、就職後にどれだけの利益を企業にもたらすのか楽しみでもある。

(取材・文・写真/江藤高志)

前のページ

1 2 3 4
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ