2017年02月16日 19時00分　
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■相手を尊重するスタイル
－－そういえば名波さんが好きみたいですね（笑）

今日のazzurroさん
名波監督への愛が溢れてます pic.twitter.com/6fASKGlFrO

— 江藤高志 (@etotakashi) May 29, 2016

「はい、あれはすごく時間がかかりました。届かなくてもいいんですが、こういうみんなが通るところを使って表現できるのはありがたいなあと」

－－角のところにあるし見やすいですよね。
「見てもらえなくてもいいんですが、見てもらえたらちょっとでもいいという思いにつながれば。それで喜んでもらえればと思ってます」

－－鹿島サポーターが立ち止まって写真撮ってましたよ

今日の新丸子azzurroさん。
鹿島のサポーターさんも物珍しげに写真撮ってました pic.twitter.com/r0VSbWau29

— 江藤高志 (@etotakashi) April 2, 2016

「アビスパ戦で0−1で負けた時に、後半負けてるのに選手が前を向かない、走りきらないというところに、見に行ってたサポーター仲間がみんな怒ってたんですね。子どもすら前向かねーと勝てねーぞと。頑張れって応援してるのに、選手がピッチで戦う意思を示せてなかった、ということをたくさん聞いて。ぼくもビデオというかあとで見た時にこれはサポーターは嫌な思いをするなと思って。こんなサッカーをするためにプロで居るわけじゃないでしょう、というような気持ちで書いちゃいました。でもそんなにトゲトゲ過ぎない、攻撃的すぎないような感じで」

－－基本的に相手を尊重するスタンスでぼくはいいなと思ってます。
「大丈夫ですかね。ぬるくないですか？」

－－このクラブがそうですしね。アウェイサポーター大歓迎で、刺々しくもないですし。
「書きたいときは書きたいんですけどね。だから次、鹿島とホームで戦うときとかは書き切りたいなと思いますけどね。やっぱり負けたくないですしね。1試合も負けたくないですけどね。でも勝ち負けは勝負事でありますしね」

－－勝ってほしいという気持ちの表明はサポーターとしてはいいと思いますし、勝ってくれと書くことで変なプレッシャーになるんじゃないかと気を使う人も居るんですが、そんなことを言って負けてるようなチームではダメだと思います。
「その時の順位とか、対戦成績とかいろいろ考えてると、上から目線になってないかとか気にしてますね。基本いつでもチャレンジャー精神でやってますしね。
気をつけて書いているんですが、一度、マリノスサポーターに殴られそうになりました。黒板の書き方が気に食わないと。

今日のazzurroさん pic.twitter.com/KRWJuQeMeA

— 江藤高志 (@etotakashi) March 23, 2016

今日こそはトリパラは開かせないと書いたんですが、マリノスくんがトリパラをもってて、ふろん太がおさえてて。その絵を見て凄く怒ってて。ぼくにとってはリスペクトを込めてて、今日こそというのはいつも負けてるよ、とか対戦成績では凄く離されている、ということを示していたつもりでした。でもマリノスさんは難しい相手なのかもしれないですね。
ぼくが商店街の関係で全クラブのショップにお願いして通販してないところにもLフラッグを買って送ってもらってたんですが、マリノスのショップにも問い合わせて。トリコロールワンというアズネロみたいなオフィシャルショップがあって。そこで電話して色々冊子とかもらって見てたんですが、あそこでトリコロールパラソルのことをトリパラとすでに略して書いてあって売ってたんです。そこまでショップ情報を見て調べて、だからこれをトリパラと呼んでることを把握してて、その上で『マリノスさん。でも勝負しようぜ』って気持ちを込めて書いたんですが、すごく怒ってましたね。
で、誰だよアレ書いたやつみたいな感じで言ってて、たまたまぼくがしまおうかなと出ていったら、殴りかからんばかりに出てきて。で周りの人がおさえて。でも携帯でバシャバシャ取られまくって。で、これでもダメなんだなと思いましたね。でもこれはマリノスとフロンターレだからダメなのかなと思って」

－－マリノスはちょっと繊細になっちゃいましたね。すでに憎悪というレベルで嫌ってる人も居ますし難しくなりましたね。
「あのときは、フロンターレが勝ったからと言うのもあるかもしれないですけどね。負けたいろんなフラストレーションも溜まって、ここでキレたのかもしれません」

－－気をつけているチームは他にもあるのですか？
「レッズ戦のときも気を使います。でも嬉しかったのが誰かのツイッターを誰かが写メを取って送ってくれたんですが、上にちょっと書いてるWelcome dear redsと書いてあるのを嬉しいと言ってくれてるみたいで。

言葉は、シンプルな方が深みが出ます。今日のazzurroさん。 pic.twitter.com/wqPkPOFPGO

— 江藤高志 (@etotakashi) April 24, 2016

レッズってどこに行っても嫌われてるとかということを認識してるんですかね。それがフロンターレ戦の前にここを通る時に見てもらって、ようこそという一言を見つけてくれて、それに対して嬉しかったと思ってくれてたレッズファンが居たということが凄く嬉しくてやっててよかったと思いましたね」

－－表現ってそういうことで、自分の主義主張をはっきりさせる一面があって、いい時ってほとんど反応は返ってこないですよね。だからいいなって思ってる人は素通りするけど、怒りの感情って表に出て来やすい。なので嫌な思いをしたということもあったかもしれませんが気にする必要はないと思います。
「トリコロールワンというオフィシャルショップで、ネットでは買えないので直接電話でお願いしたんです。で、着払いで手続きしますって住所を聞かれたので、神奈川県川崎市でと言ったら、ちょっと待って下さいと。なぜ川崎のお店がうちの旗を買うんですかと。それで趣旨を説明して商店街の通り道にホームだけでなくアウェイのチームの旗も掲げたいと。アウェイのサポーターも必ずうちの商店街を通るので、歓迎の意味で必ずアウェイのチームの旗も歓迎の意味で買ってるんです、と言うと、理解してもらえて。
その時に住所だけで止まるんだって思いました」

－－変なしこりができてますよね
「一部にそういう人が居るんですよね。みんながみんなではないにせよ、一部に怖い人が居ることは理解してます」

その2に続く

（取材・構成・写真／江藤高志）

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