「川崎フットボールアディクト」

西城秀樹さんの訃報について【麻生レポート】

写真提供(ゴースタ!)

西城秀樹さんが亡くなられた。

西城秀樹さんといえば毎年行われてきた川崎市制記念試合でYMCAヤングマンのライブを実施してくれていて、チームとしてもサポーターとしても馴染みの深い方だった。

もちろん、今季も行われる市政記念試合にはすでにオファー済みで、快諾も頂いていたという。


今回の訃報について中村憲剛は「市政記念試合でずっとやってくれてて、等々力がまだ埋まってない(観客が少ない)ころからやってくれてて。夏の風物詩的になってたところもありました」と話す。

また「あの空間でやるYMCAはみんなを巻き込むパワーがありましたよね」と述べると「ショックですけどね。いつもどんな時でも来てくれてましたし、体調が悪くなってからも来てくれてましたし、本当にご冥福をお祈りしたなと思います」と弔意を表していた。

伊藤宏樹さんは引退後、ヒロキーとして2014年、15年とYMCAを実演。

「鉄板の盛り上がりでしたし一周しながらスタンドを煽ってくれて、すごくいい雰囲気でしたね。スターは違うね、という話を良くしてました」と懐かしむ。

また西城さんのハーフタイムショーへの強い意欲について「(スタッフに対し)スケジュールはそこだけは抑えてくれと言われてたみたいですよ」と明かした。

2000年の川崎ダービーに初登場すると、2004年7月2日の「川崎市制80周年記念マッチ」に再登場。それ以降07年を除きハーフタイムショーとしてYMCAヤングマンを熱唱してこられた西城さんに、昨季ようやくタイトル獲得の報告ができたのは、だから良かった。

車屋紳太郎は「すごくフロンターレを盛り上げてくれてましたね。寂しいですが、連覇という形で恩返しできればなと思います」と口にする。今シーズン、タイトルを取る理由が一つ増えた。ぜひとも墓前で連覇の報告をしてほしいと思う。

(取材・文・写真/ゴースタ!・江藤高志)

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