【#オフログ】フリマサイトでの「サイン入りユニフォーム」に注意
フリマサイトで売られている「サイン入りユニフォーム」に対し、Jリーグ各クラブのマネージャーが心を痛めている。本物のサインであれば、百歩譲って売買に法的な問題はないとのことだが、どうやらニセモノが販売されているようだ。
ということで、フロンターレのマネージャーがJリーグ各クラブのマネージャーとの相談の上、警告のツィートを発信している。
もう呟くことはないだろうと思っていましたが、あまりにも心が痛いので… pic.twitter.com/1PPsw7gX8o
— yasuhiro shimizu (@yasutelrooy) August 21, 2019
フリマアプリで検索すると、各チームの所属選手のサインが入ったように見えるユニフォームが複数のアカウントにて数万円の高値で販売されているのが確認できる。
これら出品されたユニフォームの画像を確認し、サインをチェックしたところ、選手それぞれの細かなサインのクセが違っており、他のチームのマネージャーにも連絡。それぞれで確認してもらったところ、本物ではないものが複数見受けられたとのこと。クラブによっては選手本人に確認をし、自身が書いたものではないことの確認が取れた事例もあるという。
ただし、ユニフォームを含めたサイン入りグッズについては、本物が出品されている可能性はゼロではなく、売買は個々人の判断になる。
だからこそ、今回ニセモノだと疑われるサイン入りユニフォームの出品が確認され、すでに高額な代金による売買が複数成立していることに当該クラブのマネージャー諸氏が心を痛めている。それが今回、クラブ横断の連携による警告に至った理由だという。
今回はニセモノが疑われる事例に対する警告だが、今後、選手のサインの販売が続くことになると、ファンサービスのあり方も考えざるを得なくなる。法的には問題ないとしても、モラルには反する行為であり、ぜひとも謹んでいただければと思う。
もちろん簡単に練習場に出かけられないサポーターもいるのはわかる。そうした事情を考えると、個人的な発想だが、サイン入りユニフォームというものの販売をクラブが主導して行う必要もあるのかもしれない。今後、そうした議論の一助にしたい事例だとも言える。
(取材・文・写真/江藤高志)