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中野吉之伴「子どもと育つ」

年間スケジュールから考慮し、プレ準備には何をすべきか?【トレーニングメニュー01】

▼プレ準備=7月半ば(夏休み前の顔合わせ時期)

前回の「スケジュールと一貫指導の関係性とは?」で、ドイツでは年間スケジュールをどう立てているのかについて触れた。簡単に説明すると、シーズンを下記のようにとらえてその時期に応じて選手たちにどのようなトレーニングをしたらいいのかを考えている。

7月       /プレ準備(夏休み前の顔合わせ時期)
8月下旬〜9月中旬/夏準備(シーズンに向けての準備)
9中旬〜12月上旬/リーグ前半戦
12月中旬〜1月 /冬休み
2月〜3月上旬  /冬準備(後半戦に向けての準備)
3月上旬〜6月中旬/リーグ後半戦

このコンテンツ「トレーニングメニュー」では、私がどうのようなトレーニングを行ったのかを、1日の流れで全公開したい。チーム状態と目的、アップからメインのトレーニンング、そしてフィードバックに至るまで、私がどのように1回分をプランして練習メニューを考案したか、少しでも参考にしてもらえたらと思う。

チーム状態
昨シーズンのC1(U15ファーストチーム)から残っている選手は4人。そのうちレギュラーだったのは2人だけ。C2(U15セカンドチーム)から上がってきたのが3人で、他クラブから移籍してきた選手が1人。そして、Dユース(U13)組の10人を加えると総勢18人。C2には16人の選手がいるので、それぞれのチームが順調にシーズンインを迎えられたら問題なく1シーズンを戦える。

目的=コミニュケーション&チームビルディング
いくつかのグループからチームが形成されている状態なので、プレ準備の時期にはみんなが自然にコミニュケーションを取れるような1日の練習のオーガナイズを目指す。同時に、シンプルなテーマを設け、あまり深く考えずにサッカーに打ち込めるように気を配る。監督やコーチを含め、「このチームでサッカーがしたいな」と思えるような雰囲気を作る。

人数=16人
時間=90分

▼ウォーミングアップ→「判断力を伴ったアップ」

【オーガナイズ】
広さ:20×30mのグリッド
人数:4人×4組(ビブスでグループ分け)
時間:20分

1.全員グリッド内に入って、ボールはなし。グリッド内を自由に動きながら、相手を見つけてコーチからの課題を行う。それぞれの課題は1〜2分でどんどん変えていく。

①すれ違うときに両手でハイタッチ/名前を呼びながら
②右手→左手→両手の順番に素早くタッチ
③右足インサイド→左足インサイド同士で素早くコンタクト
④右足アウトサイド→左足アウトサイド同士で素早くコンタクト
⑤右肩で3秒押し合ってすぐにターン/続けて左肩同士で3秒押し合う
⑥ジャンプして胸同士でコンタクト

注意点
それぞれの課題をする際に自分から相手を見つけてコンタクトを取るように導く。コーチも混ざって一緒にやる。消極的な子がいたらこちらから積極的に声をかけて体を動かさせ、少しずつ迎え入れていく。コミニュケーションの最初はアイコンタクト。恥ずかしからずにしっかりと相手の目を見る。人数が多く、仲のいい子ばかりとやるようだったら、いくつかのグリットに分けて選手を変えながら行うのもいい。

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