kumamoto Football Journal

【練習場だより】西日本豪雨を受けてのコメント

先週末からの西日本豪雨災害では、西日本各地で甚大な被害が出ています。被災された皆様にお見舞い申し上げ、またお亡くなりになった方々には心よりお悔やみ申し上げます。

特に被害の大きかった広島県、岡山県、愛媛県にゆかりのある選手たちの声を聞きました。

佐藤昭大

GK #30 佐藤昭大(広島ユース出身、2005-2010広島、2007愛媛に在籍)

正直、驚いています。僕らもちょうど試合の前日で、あのタイミングで徳島へ移動していて。その時点で試合に集中していたのもあるんですが、昨日、今日あたりになって初めて、実感というか、こんなに大変な、凄まじい被害が出ていて、心が痛いというか、大変なことが起こったんだなというのを改めて感じたところです。

大きな自然災害が起きるたびに、無力さと同時に、何かできることはないかといつも感じているんですけど、でもまだまだ、何ができるかと考えた時に、何もできないというのは辛いですよね。妻の実家が広島なので連絡は当然取っていますけど、崖崩れなどもどこで起きてもおかしくない状況のようで、すごく心配していました。妻の実家は大丈夫でしたが、呉とかでも被害が出ていて。こういう状況で実際に行くこともできないですけど、なんとかしたいという思いです。

僕たちは熊本地震の時にたくさんの支援をいただいたクラブでもありますし、何かを返したいという思いもあるので、まずは状況をしっかり把握して、どこでどういうことがことが起きているのかという情報もしっかり集めていきたい。

あとはJリーグのつながりを大切にしたいと思っています。ロアッソ熊本があったことで、たくさんのクラブがロアッソを通して熊本を支援していただいたんで、逆に今回は、広島や岡山、愛媛もそう、もしかしたら北九州や岐阜もそうかもしれないしっていう、いろんな地域にJクラブがあるので、そことコミュニケーションをとって、チャリティで何かをやるなら集まったお金の使い道についてもそうだし、そこはしっかり連携しながら、Jリーグとしてできることをやっていきたいと思います。

僕は鹿島時代に東日本大震災も経験しましたが、サッカー選手としてできることを感じた部分があって、鹿島アントラーズの選手が被災地に行って、そこでサッカー少年と交流したりすることで、すごく子供達がキラキラしたという場面を目の当たりにしたので、サッカー選手としてできることというのは是非やりたいと思っています。熊本地震の時もアントラーズの選手が一番早く来てくれたのもあるので、動いてできることがあればやったらいいし、お金の部分もチャリティなどに賛同してくれる人がいるのであれば、集めるだけでなくてどう生かすかというところも含めて、やっていきたいと思ってます。

 

小谷祐喜

DF #23 小谷祐喜(選手会長)

直接現地に出向くことは難しいんですけど、物資を募るとか募金活動とか、自分たちにできることはそういうことかなと思っています。あとは、どういうかたちでやるのか、とか。

現段階では、個人個人で情報を集めたり、他のクラブの選手たちも発信してくれているので、それを見たりしているところです。熊本地震で助けてもらったので、これから話し合いをして、何かしら力になれたらと思います。

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