「ゼルビアTimes」郡司聡

【小野路便り】2016シーズン期待の新戦力、カルフィン・ヨン・ア・ピン『トリセツ・Part2』

▼「J1で実績のある選手。チーム内の活性化にもつながる」

21日に加入が発表された元U-23オランダ代表DFカルフィン・ヨン・ア・ピン(29)。期待の新外国籍選手獲得の意図やクラブは彼に何を期待しているのか。FC町田ゼルビア強化のトップである丸山竜平強化部長が『町田日和』の取材に応じた。

獲得の狙いについて、丸山強化部長は、「J1で実績のある選手で、彼の加入によってチーム内の活性化にもつながる」と言及。清水エスパルスでもプレーしていたように、CBや左SBをはじめ、ボランチなど、守備的なポジションであればどこでもハイクオリティーでこなせることは「彼の強みだし、長いシーズンを戦っていく上で彼の力も必要になってくる」と期待を込めた。「戦力として十分に計算が立つ選手」(丸山強化部長)であるヨン・ア・ピンは、昨季から3選手が退団し、畠中槙之輔ら4名の新戦力が加入したCBのポジションに入ると目されているが、同強化部長は「CBのポジションでマッチするかはやりながら決まってくるだろう」と展望を語っている。

五輪代表としての実績や30歳前の選手としての経験値をチームに還元することも期待されているオランダ産の新戦力は、早ければ2月26日にも選手登録が完了する見込みだ。なお、背番号は『37』を予定している。

ちなみに2011年の来日以降、日本生活も6年目を迎えるため、日本食も大好物。ゼルビア×キッチンでは納豆を2つオーダーするなど、すっかり日本の食生活にもなじんでいる。なお、納豆にねぎを入れて食べることを好むという。現役時代にJリーグで活躍し、2010年には名古屋グランパスの監督として、積年の悲願であるJリーグ優勝を成し遂げたストイコビッチ氏も、納豆にねぎと刻み海苔を入れて食べることを好んでいた。日本で長く活躍する秘訣は、納豆にアリ?

Text by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)

【プロフィール】
カルフィン・ヨン・ア・ピン(Calvin Jong-A-Pin)
1986年7月18日生まれ、29歳。オランダ出身。183cm/78kg。FCフォレンダム→SCヘーレンフェーン→フィテッセ→SCヘーレンフェーン(以上、オランダ)→清水エスパルスを経て、2016シーズンFC町田ゼルビアへ加入。J1通算93試合出場1得点(2016年2月21日現在)。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ