「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】元町田戦士・加藤恒平の新天地が決定! ブルガリアの伝統クラブ、PFCベロエ・スタラ・ザゴラと契約

▼新天地は創設100周年の伝統クラブ

2012シーズンにFC町田ゼルビアでプレーしていた加藤恒平の新天地が決まった。2016/2017シーズンでプレーするチームは、ブルガリア1部リーグのPFCベロエ・スタラ・ザゴラ。昨季まで在籍していたポーランド1部リーグ・TSポドベスキジエ・ビエルスコ=ビャワが2部リーグへ降格したことにともない、新天地を探している中で、ベロエから獲得のオファーが届いた。

今季から所属するベロエは、クラブ創設が1916年と、今年でクラブ創設100周年を迎える伝統クラブ。先ごろ開催されたキリンカップに参戦したブルガリア代表に4人のメンバーを送り込むなど、国内トップ3に入るクラブでもあるという。なお、2015/2016シーズンのベロエは国内リーグ3位となり、6月末にはボスニア・ヘルツェゴビナのクラブチームとヨーロッパリーグの予備予選を戦う。

モンテネグロのFKルダル・プリェブリャに所属したことを出発点として、2013年の夏から始まった加藤の海外挑戦も、ベロエで3チーム目。すでにチームのトレーニングに合流し、プレシーズンで「ゲームに絡めるようにアピールしまくる」(加藤)戦いに身を投じている。

新天地が決まったあと、加藤本人は新シーズンに懸ける意気込みを次のように話している。

「まずは今まで同様、試合に出続けることは最低条件だと思います。その中で、自分がやってきたことをブレずに年間を通してやり通すこと。自分がやりたいプレーを表現して、その結果チームを助けられることが理想です。ベロエはブルガリアでTOP3のうちの一つで、100年の歴史がある伝統のクラブ。ここでプレーできることの誇りを胸に、優勝を目指します」

かつては元日本代表MF松井大輔(現・ジュビロ磐田)も挑戦したブルガリアリーグ。東欧のトップリーグで、加藤はどんな足跡を残すのだろうか。

なお、『町田日和』では、ポーランドでの加藤の1年を振り返るロングインタビューを近日公開予定。そちらもお楽しみに。

Text&Photo by 郡司 聡(Satoshi GUNJI)

【プロフィール】
加藤 恒平(かとう・こうへい)
1989年6月14日生まれ、27歳。和歌山県新宮市出身。173cm/70kg。新宮サッカースポーツ少年団→ジェフユナイテッド市原・千葉ジュニアユース舞浜→ジェフユナイテッド市原・千葉U-18→立命館大学→FC町田ゼルビアを経て、2013年8月にモンテネグロ1部リーグのFKルダル・プリェブリャに加入。2年目にはモンテネグロリーグ優勝を置き土産に、ポーランド1部リーグのTSポドベスキジェ・ビェルスコ=ビャワへ移籍した。しかし、ポドベスキジェが2部リーグへ降格したことにともない、新天地探しを模索。その結果、今季はブルガリア1部リーグのPFCベロエ・スタラ・ザゴラでプレーすることに決まった。J2通算29試合出場(2016年6月24日現在)。

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