【サッカーパック人気2位】 【J2うぉっち】運命の終盤戦へ:J2優勝、自動昇格の行方を展望する

「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】J2第21節・山形vs町田/山形・木山隆之監督、瀬沼優司選手、荒堀謙次選手、町田・相馬直樹監督コメント(4,304文字)

■明治安田生命J2リーグ第21節・7月1日(土)18:00キックオフ
NDソフトスタジアム山形/5,423人
モンテディオ山形 1-3 FC町田ゼルビア
【得点者】山形/80分 鈴木雄斗 町田/8分 中島裕希、29分 中島裕希、57分 戸高弘貴

 

■木山 隆之監督(山形)
ーーまずは試合の総括をお願いします。
「お疲れさまでした。立ち上がりは悪くないかなと思ったのですが、ここ最近は肝心な場面や勝負所でミスが多いかなと思います。チームは生き物なので、良いときもあれば悪いときもあるのですが、ちょっといまは悪い流れに差し掛かったのかなと思います。

ただ、なんとかそれを早く断ち切って良い循環に持っていきたいと思います。サポーターの前で2試合連続で点差をつけられての敗戦を喫しているので、本当に申し訳ないなと思います。なんとか立て直して、次に頑張りたいと思います」

ーーリーグ戦では初めて宇佐美(宏和)選手が出場し、茂木(力也)選手がベンチでしたが、このあたりの起用の狙いは?
「狙いはたくさんあります。いまわれわれは、負傷による長期離脱から戻ってきた選手をたくさん抱えていて、そういう選手たちをしっかり復帰させていきたいと。宇佐美に関しては天皇杯でも120分プレーして、良いプレーをしてくれていたので、期待をして使いました」

ーー後半の交代のタイミングについて。
「これはもう勝負ごとなので、正直もっと早く流れを変えたい思いもありましたが、ベンチにいる選手がある程度長いけがから帰ってきて、まだ実戦を経験していない選手も多いですし、実際にそんなに長い時間プレーをできる保証もありません。そのあたりは本当にギリギリのところで様子を見ながらという感じでしたが……。本当は後半のスタートから二人ぐらいを代えて流れを変えないといけないぐらいの試合だったと思いますが、正直、いまはそれができないチーム事情であることは致し方ないのかなと思っています」

ーー今日で21試合、前半戦が終わりましたが、チームの修正点やもっと伸ばしていく点は?
「単純に一言では言えないことが多いです。ただもう折り返しというタイミングであって、42試合が終わったときにわれわれがどうなっているかだと思うので、良い部分ももちろんありますが、逆に言うとわれわれのウィークな部分というか、足りない部分もたくさん見えているので、そういうことをどこまで埋めていけるかだと思っています。埋められれば十分、まだまだ目標に向かって走れる力もあると思いますし、ただそこが埋められないと、やっぱり地力の差が出てくるかもしれません。それは今後の努力次第だと思うので、(修正点などは)一つではないですね」

ーーその足りない部分や良い部分を具体的に聞かせてください。
「足りない部分は一つではないので、話すと3時間も4時間もかかるので、やめたほうが良いと思います。足りないことはたくさんあると思います。ただ、現状をしっかり見た中で、一つひとつやることを整理してやっていかなければなりません。それが現状ですからそれを一つひとつ詰めていこうとは思っています」

ーー荒堀謙次選手は7試合ぶりのスタメンでしたが、起用の意図は?
「意図ですか。先ほども話したように、けが人も多くてなかなかメンバーを組むことも難しいのですが、なんとかワイドで起点になってくれればと思って起用しました。彼は何週間か前から帰ってきてくれて、ある程度短い時間でも使いながらということをイメージしていましたが、正直いま、ベンチに流れを変えられるカードがこれまではちょっと少なかったので、そういう意味でスタートというよりも途中から起用する形でこの2試合をやってきました。

ただ、今日は山田(拓巳)がコンディション不良で出られずに、ボリ(荒堀)をそこに当てはめました。90分もつのだろうか、どうかなという思いはありましたが、最後はだいぶ足が厳しかったですけど、なんとかけがなく最後までやり切ってくれたので、そこは良かったと思います」

ーー攻撃面では相手のプレッシャーにも苦しめられて、ボールを運べなかったと思います。ゴール前まで運んだときも、なかなかフィニッシュやクロスのアイディアの部分で、もう少しやりたいことを増やせないのかなという印象があります。監督は攻撃面についてどのように感じていらっしゃいますか?
「立ち上がりは、戦術面で町田さんは非常にタイトに、コンパクトに守備をするという中で、ゲームの頭からコンパクトな布陣の間に入っていく必要はなく、空いているスペースがたくさんあるので、そこを突いていこうと狙っていました。それで何回かチャンスになって、正直決めていれば良かったのですが、そこで決め切れずに逆に1本PKを取られて、そこで踏ん張れないうちに2失点目をしてしまったので、余計に攻撃が単調に見えたかもしれませんが、戦術としてはうまくいっていたと思います。そこで点が取れたり、拮抗した試合になっていれば、もう少し良かったのかなと思います。

ただ、後半に相手の陣形が広がってきた中で、もう少し間を突いていくことや最後の場面での崩しをクロスではなく、もう少し相手の厳しいところに入り込んでいくプレーは必要だったかなと思います。ただ、試合の運び方としては、先ほども言ったように立ち上がりは悪くなかったんじゃないかなと思います。ただ自分たちが狙った形が成功して、われわれがゴールを決める前に失点をしてしまっているので、余計に相手を楽にさせてしまったところがあると思います。そのあたりは勝負のあやだと思うのですが、また選手たちと練り直して頑張っていきたいと思います」

 

■MF 9 瀬沼 優司(山形)
ボールを引き出せなかった責任を感じている
「同サイドの裏を狙っていたので、ボールを引き出せなかった責任も感じていますし、後ろの選手との意図を合わせられなかったことが残念です。メンバーは競争なので、仮に代わったときに選手の特徴を把握して、ピッチで力を発揮できるように意思疎通をしていくことが大事だと思います」

 

■MF 24 荒堀 謙次(山形)
試合の流れを見極めることが大事
「相手あってのことなので、すべてがうまくいくとは思っていませんが、相手のことを防ぎながら自分たちの強みを発揮できれば良かったのですが……。それをやる上で球際などをもう少し詰めていかないと、勝負には勝てないと思います。それは気持ち一つで変わる部分もあります。今節で前半戦が終わるので、キリよく、気持ちを切り替えてやっていく必要があると思います。それぞれ球際は頑張っていたと思いますが、相手のほうが早かったと思います。球際のときにどう踏ん張るかです。試合の流れをチーム全体で見極めることが大事なのかなと。

(アウェイだとやり方がハッキリしていますが、ホームになるといろいろと準備してきたことをやろうとしている印象です。それによって迷いがあるのでは?)ホームでたくさんのお客さんが来ている中で戦えるところを見せたかったのですが、勝利を楽しみに来ているお客さんに対して勝利を見せられずに残念です。ホームもアウェイもやれることをやるべきだと思います。それができれば自ずと結果が出ます。しっかりと踏ん張って勝ち点3を取りに行くことが重要かなと思います」

 

■相馬 直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは遠い東京の町田からわれわれを後押ししてくれるたくさんのサポーターの方々に来ていただきました。そのことに感謝したいと思います。なかなか勝ちがない中、今日の試合はどうしても勝ちたかったのですが、その試合で選手たちが最後まで走り切ってくれましたし、戦い抜いてくれたこと、そしてお互いに協力し合って、支え合い戦った選手たちにまずはありがとうございましたとお伝えしたいと思います。そして一緒に喜べることをうれしく思います。

J1経験クラブを相手にチャレンジャーとして、われわれはアグレッシブに戦おうと試合に入る中で、選手たちは相手の嫌がるプレーを実践してくれました。その中で前半に2点を取って後半に折り返すことができました。後半はわれわれの運動量が落ちてくる部分もありましたし、山形さんが追いかける展開の下、われわれに対してしかけきた中で前半のようなパワーの使い方をしていれば、運動量が落ちてくるものですが、その中で3点目を取れたことが大きかったですし、3点目を取れたことで後ろの選手も勇気付けることができたと思います。残り時間は足をつっている選手が自陣に戻って守備をするなど、選手たちが勝ちたいという思いを表現してくれたことで勝ち切ることができました。そんな選手たちには感謝の気持ちとおめでとうという言葉を伝えたいと思います」

ーー今日の試合に向けて、自分たちの戦い方を見つめ直して戦ったと思いますが、事前にイメージしていたことがどの程度ピッチに反映されていたのでしょうか。またその延長で今日、戸高選手を先発で起用しましたが、彼に期待したことを教えてください。
「試合全体を通して、自分たちから攻撃と守備でともにしかけるということを期待して今日の試合に送り出しました。そういった中で、前半に2点を取れましたし、そして2点差は難しい点差ですが、3点目を取りに行くという姿勢を出して、実際に3点目を取れました。そういったことを含めて、本当に選手たちの今日の姿勢には満足しています。

戸高に関しては、やはりわれわれにとってのスタイルを貫くためには動けることがかなり重要なポイントですが、彼の頭の中を含めてのプレー連続性が、けがから復帰してくる中でも、それが落ちずに攻撃から守備、守備から攻撃と1回、2回、3回と連続してプレーを繰り返せることにより、チーム全体の重心を前にズラすることができます。そういったことを期待して先発で起用しましたが、よくやってくれたと思います。実際その中でゴールまでを決めて、良い働きをしてくれたと思います」

ーー結構前半から高い位置でかなりアグレッシブに守備をしかけていましたが、監督自身、ゲームの入り方については、どのように選手たちに伝えていましたか?
「もっと前に、と言ったら怒られますが、まあでもそれは冗談としても、よく積極的にやってくれましたし、それが今日の終盤を含めて良い結果につながったと思います。最後に苦しい時間帯もありましたが、それはそれでパワーを使った部分もありましたが、その中で戦い抜いてくれたことも含めて満足しています」

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