【サッカーパック人気1位】 守備の悪癖を改善できず3失点で敗れ、無念の降格決定。トップパートナーの…

「ゼルビアTimes」郡司聡

【★無料公開】相馬直樹監督「連敗を止めて次の試合に向けた準備ができることはポジティブに捉えられる」+徳島・リカルド・ロドリゲス監督、ピーター・ウタカ、藤原広太朗【徳島ヴォルティス戦/監督・選手コメント】

■明治安田生命J2リーグ第33節・9月22日(土)16:00キックオフ
町田市立陸上競技場/3,524人
FC町田ゼルビア 1-1 徳島ヴォルティス
【得点者】町田/45+1分 中村祐也 徳島/70分 ピーター・ウタカ

 

■相馬直樹監督(町田)
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「まずは今日集まってくださった方々に感謝の思いを述べさせてください。急に暑くなる気候の下での試合となりましたし、勝つことはできませんでしたが、連敗をせずに勝ち点1を取ることができたのは、みなさんの声援があったからこそでもあります。あらためて感謝の言葉を述べさせてください。ありがとうございました。

徳島さんは後半戦で一番勝ち点を取っているチームですし、強力な2トップがいる中で、選手たちの前へ出て行こうという姿勢がうかがえる、非常に良い前半の立ち上がりを見せてくれたと思っています。ただやはり、その中でいくつかチャンスがありながらも、ゴールに結びつきませんでした。前半の終了間際には相手を押し込んでいる状態ではなかったですが、中村祐也が素晴らしいゴールを決めてくれました。そのシュートが決まって、良い形で後半へ折り返すことができましたし、前にパワーをかけている中で点が取れて良かったと思っています。

後半もそのリズムを落とさないようにしたかったのですが、次第に足が止まってきて、本当に1本で破かれる形になってしまいました。ただ相手もそうですが、足が出ない展開で失点をする場面はあったものの、失点以外のシーンはゴール前に戻ってシュートをブロックする、選手たちがそんな姿勢を見せてくれたことに満足しています。

勝利に持ち込むためには、もう一段チーム力を上げる必要がありますし、点を取るためには一つ二つ、もしくはそれ以上必要なことがあるのかもしれませんが、好調な徳島さんを相手に引き分けに持ち込み、連敗を止めて次の試合に向けた準備ができることはポジティブに捉えることができます。また次の試合に向けて、良い準備をしていきたいです」

ーー徳島の2トップを苦しみながらもしっかりと抑えられた部分もあったと思いますが、彼らを抑える上で選手たちにはどんなことを伝えていましたか?
「リスペクトすべき2トップですが、リスペクトし過ぎないこと。ラインを下げるような形にはしたくなかったです。それを成立させるためには、前からのプレッシング、出どころへのプレッシングが必要だったのですが、次第に後半になると、そこのところへ行けなくなってしまいました。そうなったあとの一手は何かしらの形があったのかなと思っています。それでも、相手を抑えに行くチャレンジをしてほしいという話をしていましたので、そういう中で一発があってもおかしくなかったですし、決定機の数としてはわれわれのほうが入り込めた回数は多かったと思うので、それを点にすることを突き詰めていきたいです」

ーー先発に中村選手を起用した狙いは?
「先週のトレーニングマッチでのプレーの連続性やフィニッシュに絡む場面を作れていました。もちろん、あのポジションで守備面は非常に重要なタスクなのですが、それを十分に理解した中で違いを作れることを期待してピッチに立ってもらいました。事実、ゴールを奪ってくれただけではなく、自分よりも前に入ったボールに対する反応は、彼の2列目で使ったときの特徴が発揮されます。そういうシーンをいくつか作れていましたし、持ち味を出してくれたと思っています。そういったことは2列目のポジションを務める別の選手にもぜひ真似をしてほしい部分だと感じています」

ーー後半に山内選手を起用されていましたが、どんなことを期待していたのでしょうか?
「実際は祐也が自分から出るのは難しいとあった中で、実際にどのポジションで起用するか、それも含めて考えていました。町田に来てから2週間が経ち、トレーニングマッチも1試合半出てもらった中で次第にコンディションも上がっていましたし、われわれがやるべきこともかなり理解してくれてきていたので、今日は彼に出てもらう時間があるなと正直思っていました。彼は上のボールを収める力もありますし、また抜け出すスピードも持っています。ただ試合に出ているメンバーとはトレーニングマッチも一緒にやっていないので、難しい部分はあったと思いますが、戦術的な理解も進んでいました。ボールを運ぶ力もありますし、トレーニングマッチでも点を取っていたので、ゴールも期待はしていました」

 

■リカルド・ロドリゲス監督
ーーまずは試合の総括をお願いいたします。
「前半の終了間際に一発で失点したことがターニングポイントになりました。前半は相手のプレッシングが厳しかったことにより、地上でボールをつなぐプレーができませんでした。試合全体の守備に関しては縦への裏、そして同サイドの裏にボールを入れてきて、サイドから中へクロスを入れてくる町田の攻撃の形に対して、それは止めるのが難しいと分かっている中でも止めることができましたし、失点をしなかったので、その部分は良かったのかなと思います。

ただ後半に入ってからは相手が1点を取っているからか、前から出てこなくなって、その中でわれわれのコンビネーションで二つ、三つチャンスを作れました。そして同点に追いついて、セットプレーでも何度かチャンスを作れましたし、相手の怖い攻撃も抑えることはできました。ただもう少し良い結果にできたのかなという思いがあります」

ーー石井選手を出場停止で欠く中でしたが、キム・ジョンピル選手が入った中での最終ラインのパフォーマンスについてはいかがですか?
「今日は良かったのかなと思います。背後を取っての中への折り返しという彼らの攻撃を止めるのは難しい中で、(最終ラインの)彼らを含めたチーム全員でしっかり守備をしてくれたと思います」

ーー逆に攻撃面、特に前半は少しうまくいっていなかったように感じましたが?
「前半の最初、立ち上がりの時間帯で2トップやサイドハーフの選手がCBにプレッシャーをかける中で、ボールをつなぐことが難しいと判断したので、最初の時間帯には前にボール入れていくことを狙っていました。その中でウタカ選手と杉本竜士選手にゴールを奪えるチャンスがありました。前半の30分ごろからプレスが弱まってくるので、そこで今日やったようなプレーをしていこうとプランどおりにはいきました。ただ後半のところでは、もう少し(プランどおりに)プレーしたかったです」

ーーこの勝ち点1を監督はどう捉えていらっしゃいますか?
「勝ち点2を失った印象です。直接対決をものにできれば、自動昇格を目指す上で勝点差を縮められるチャンスだったので、一歩後退という印象もあります」

ーー町田のコンパクトな陣形を広げさせるポジションを取っていましたが、狙いを教えてください。
「意図としては、今お話されたとおりです。彼らは縦25m×横25mの幅でコンパクトに守ることがうまいチームです。われわれは町田のやりたいことにハマってはいけないということで、今週から準備を進めてきました」

ーーコンパクトな陣形を広げるような意図だったかと思いますが、今日はあまりサイドチェンジをすることはなかったようですが?
「最初のアイディアとしては、コンパクトな陣形を引き延ばすこと、それから裏を狙うこと。その中で相手をさらにサイドを揺さぶりたかったのですが、それはなかなかできませんでした。ただその後に、相手を押し込んで、相手が後ろに引いて残っているようなシチュエーションになることを彼らは望んではいないので、そういった展開にしていこうと話をしていました」

 

■ピーター・ウタカ(徳島)
チャレンジし続けたことがゴールにつながった
「町田は自分たちのやることを明確にしていて、それに長けています。ボールを持ったらロングボールをコーナーサイドに入れて、そこから2~3枚で崩して、最終的にはクロスを入れてくるチームで、やりにくかったです。ウチのサッカーはいろいろなタイミングでシステムややり方を変えていきます。その中でも今日はなるべく前線で張っているということと、そこでうまく相手の裏のスペースを使えるようにと狙っていました。

(貴重な同点ゴールは冷静なゴールシーンでした)こういう試合はなかなかチャンスはきませんし、難しい試合になるので、いつも以上に集中してどうゴールに入れるか、それは事前にイメージしながらプレーしていました。とにかく決まって良かったです。

本当に相手の最終ラインが高かったので、相手のラインよりは2~3m後ろに立つポジションを取っていました。練習の中から良いタイミングでボールを要求をしていましたが、なかなかボールが出てこず、パスを出す選手のタッチが多かったり、タイミングがズレたことによってオフサイドになることも多かったです。後半ゴールが決まるまではオフサイドを取られることには苦戦しました。ただ2、3回のオフサイドになったぐらいではあきらめないですし、その中でチャレンジし続けて、最終的にゴールにつながりました」

 

■藤原広太朗(徳島)
失点はアンラッキーだった
「(今日は3バックの中央に入りました)裏に蹴ってくることは分かっていたので、そこに対してラインを高くして守るのか、少しラインを作って守るのか、そこは意識してプレーしました。町田がペナルティー横のスペースを使ってまずそこから攻撃してくることは分かっていたので、そこは5バックでしっかりとスペースを消しながら、ボールホルダーに誰がプレッシャーを掛けながら戦うのか、それができていたと思います。失点は警戒していた形ではなかったですし、相手の攻撃も思っていたとおり、守れていたと思います。

(失点シーンを振り返って)ヘディングの対応をしたのが、(身長の低い)表原でしたし、シュートも井筒に当たって入る形だったので、アンラッキーな部分もあったと思います。ただ失点はしましたが、そこまでネガティブにならずに声を掛け合ってできていましたし、後半は基本的には押し込めていたので、今後は失点シーンをゼロに抑えることによって勝ち点3も見えてくると思います。

(やはり勝ち点3が欲しかったゲームで)町田からしてみたら、勝ち点1でも良いようなゲームで相手は勝ち点を計算して戦っていると思います。僕たちはまだまだ上位との対戦も残っていますし、追いついたことで次のゲームの入りはポジティブに戦えると思います。

前半はノーリスクなサッカーをしようと考えていたので、多少アバウトにロングボールを入れる形が多かったです。少しボールを保持する時間は少なかったですが、点を取られたら、相手がブロックを作るような形で引いてきました。そのあとはサイドで数的優位を作ることを意図していました。相手が引いた形になって、4-4-2だと3-5-2のほうがサイドで数的優位の状況を作れますし、それが後半に良くなった要因の一つだと思います」

 

 

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