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【トピックス】選手権に挑む長崎総科大附属がトレーニングをメディアに公開


30日から始まる「第96回全国高等学校サッカー選手権大会(以下:選手権)」に出場する長崎総合科学大学附属高校(以下:長崎総科大附属)が1日にメディアに公開のトレーニングを行なった。

1日のトレーニングでは、翌日に行なわれる九州プリンスリーグ最終節、2週間後に行なわれるプレミアリーグ参入戦、そして年末の選手権に登録される予定の選手たちが参加。選手権前の長崎総科大附属への取材はこの1日のみということもあって、多くのメディアが取材に訪れていた。

年代別代表に名を連ねるエースの安藤瑞季、得点力のある荒木駿太、キャプテン田中純平らを擁し、今年の新人戦・高総体・選手権予選を制し、県内高校三冠を達成した長崎総科大附属は、12月31日に行なわれる選手権の1回戦で愛知県代表の中京大中京と対戦予定。

中京大中京は、かつて「ミスターグランパス」と呼ばれ、名古屋グランパスで活躍した岡山哲也監督率いる安定感のある実力派チーム。長崎総科大附属にとっては、エースである安藤端季の兄で、現在は駒澤大学でプレーする安藤翼が長崎総科大附属に所属した3年前の選手権で敗れた相手であり、リベンジを期待する声があがっている。勢いや今季の実績では言えば、長崎総科大附属が優位と思われるが、初戦特有の緊張感や雰囲気の中で落ち着いた戦いを見せることがまず必要となるだろう。


大会の組み合わせ的に、長崎総科大附属の所属するブロックは強豪が揃っているが、今季の長崎総科大附属は、攻撃に爆発力を持った選手が多いので初戦で流れを掴むことができれば、選手権における同校の最高成績、ベスト16以上の可能性も十分。県勢として久々の上位進出に期待したい。

reported by 藤原裕久

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