西部謙司著『Jリーグ「新戦術」レポート2019 なぜGKからボールをつなぐチームが強くなるのか』発売しました!
Jリーグ「新戦術」レポート2019
なぜGKからボールをつなぐチームが強くなるのか
■内容紹介
サッカージャーナリストの第一人者・西部謙司がJリーグの最新戦術トレンドを徹底解剖!アタッキングフットボールを掲げ、見事頂点に立った横浜F・マリノス。J2からの昇格組ながら、一時は優勝争いに絡んだ大分トリニータ。アンドレス イニエスタを中心とする攻撃的なスタイルで魅了したヴィッセル神戸。2019年のJリーグで躍進が目立ったのが、最終ラインからパスをつないで、しっかりと組み立てる、明確な戦術コンセプトを持ったチームでした。この本ではテキストだけでなく、豊富な図解とともに、各チームの戦術のメカニズムを分かりやすく解説します。なぜGKからボールをつなぐチームは強くなるのか?この本を読めばJリーグを見る目が変わります。
■目次
プロローグ Jリーグは新たな時代に突入した
第1章 Jリーグをシステムで読み解く
- システム=初期配置からJリーグのトレンドを探る
- 4-4-2と4-2-3-1は日本サッカーの最大公約システム
- FC東京と鹿島で守備ができないサイドハーフが出られない理由
- システムで論ずる意味がない風間・名古屋の自由すぎる4-4-2
- 横浜FMのシティ化はなぜうまくいったのか?
- ポジショナル・プレーを先取りしていたミシャ式の3-4-2-1
- オリジナルをアレンジした湘南と松本の3-4-2-1
- 神戸の3-5-2はイニエスタ・ロール
第2章 Jリーグの技術・戦術トレンド
- 足元の技術があるGKがJリーグで重宝される理由
- ゴールキックからのつなぎには3通りのパターンがある
- GKを戦術的に活用する大分の「擬似カウンター」
- ビルドアップから見えるチームの戦術的メカニズム
- なぜボランチはパスを受けに下がるのか?
- サイドバックに求められるプレーメーカーとしての役割
- 崩しのポイントとなる左右のハーフスペース
- 得点の多いチームには「ゴールデンエリア」への運び方がある
第3章 18チーム戦術分析
- 横浜F・マリノス/FC東京/鹿島アントラーズ/川崎フロンターレ/セレッソ大阪/サンフレッチェ広島/ガンバ大阪/ヴィッセル神戸/大分トリニータ/北海道コンサドーレ札幌/ベガルタ仙台/清水エスパルス/名古屋グランパス/浦和レッズ/サガン鳥栖/湘南ベルマーレ/松本山雅FC/ジュビロ磐田
第4章 2019年を象徴するベスト11
- 朴一圭(横浜FM)/福森晃斗(札幌)/チアゴ・マルチンス(横浜FM)/進藤亮佑(札幌)/柏好文(広島)/西大伍(神戸)/ジョアン・シミッチ(名古屋)/マルコス・ジュニオール(横浜FM)/永井謙佑(FC東京)/ドウグラス(清水)/仲川輝人(横浜FM)
第5章 優勝クラブ番記者対談/西部謙司×菊地正典(エル・ゴラッソ横浜FM担当)
- まさか優勝できるとは思っていなかった
- ポステコグルー監督はメディアにも選手にも説明しない
- シティグループのスカウト力はすごい
- 主力選手の引き抜きをプラスに変える
■コラム
- Jリーグに韓国人GKが多い理由
- VAR導入でJリーグはどう変わる?
- 若手選手の青田買いはまだまだ増える?/li>
■著者プロフィール
西部謙司(にしべ・けんじ)
1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。主な著書に「サッカー戦術クロニクル」シリーズ(カンゼン)、「戦術リストランテ」シリーズ(ソル・メディア)など。有料WEBマガジンプラットフォームのタグマで「犬の生活SUPER」、「西部謙司 フットボール・ラボ」を配信中。
ツイッターアカウント @kenji_nishibe
しましたー。 https://t.co/3Ce1A50b6Y
— 西部謙司 (@kenji_nishibe) December 11, 2019
■データ
- 出版社 三栄書房
- 発売日 12月20日
- ページ数 207P
- 価格 1815円(税込)