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デジタルピヴォ! プラス

無料記事:深紅の衣をまとったhummelアピカーレEC α PG、今、『伝説の復刻』を遂げる」(2017/3/10)

hummelアピカーレEC α PG。2006年デビューの初代アピカーレ11年ぶりの復刻版である。

 

「アピカーレ特有の細身の木型が帰ってきました。買うときは一度履いてもらうのが一番いいです」とアピカーレの特性を語るRODA新横浜店・呉井瑞樹店長。

 

“衣装”は深紅のみ

個性的なフットサルシューズ作りで知られるヒュンメルが、初代モデルを開発したのは2006年だという。「当時、プレデター浦安(現バルドラール浦安)の市原誉昭選手が着用。足なじみがよく、ボールコントロール性に優れた軽量モデルとして好評を博した」モデルだ。それから11年、ヒュンメルが沈黙を破った。フットサルショップRODAとのコラボレーションで「ショップ別注」を発売したのだ。人呼んで、『伝説の復刻』というその靴の名は、「hummelアピカーレEC α PG」。深紅の衣をまとい、細身のプロポーションが、靴好きの心をわしづかみにする。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

柔らかいスエード調の人工皮革「エクセーヌ」が素足感を生み出している。

 

インソールが標準装備されているだけにフィット感は特別だ。

 

ソールに採用された「パナグリップ」がグリップ感と耐久性を共存させている。

 

素足で蹴ってるような感覚

Pivo! この靴の特徴は?

呉井 まず最初に、素足感、というところがベースの靴です。素材は「エクセーヌ」というスエード調の人工皮革で、イメージは革というより布に近い柔らかさを持っていて、その柔らかさが、特有の素足感をもたらしていて、そこを売りにしている靴です。

Pivo! 素足感を出すのに適した人工皮革だと。

呉井 そうです、はい。素材も触ってもらうとわかると思うんですけど、ツルツルはしてないじゃないですか。マッドで、ザラっとしているんですね。

Pivo! 確かに! これならボールをトラップしたときに、ボールを捕まえるグリップ感がありそうだ。

呉井 はい、なんで、蹴ったときの、キュッ、キュッとしたところでの違い? ホントに素足で蹴ってるような、布に近い感触になります。

ソールに「パナグリップ」採用

Pivo! ソール形状が他社製品と違っている。

呉井  はい、これもアピカーレの特徴です。ヒュンメルさんのこだわりというか、ソール部が、トップモデルで使っている「パナグリップ」っていう素材になっていて。形状もそうなんですけど、色味が普通のと違うの分かります? 普通、底のゴムっていえば半透明じゃないですか。ところが「パナグリップ」は、砂鉄とかを混ぜることで、普通とはちょっと違う耐久性を出してるんですね。

Pivo! えっ、それでグリップ感に影響しない?

呉井 しないです。砂鉄を何%混ぜればいいのか、50%か、60%か、70%か。サンプルを作って、その過程でタイプの違う複数の選手に履いていただいて、一番いいといわれた比率で作ってるんで。硬い印象がありますけど、適度なグリップ感と耐久性がうまくバランスされています。

Pivo! 耐久性はある、けど、硬いからグリップ感は低いよ、じゃなくて。

呉井 はい、グリップがすごいしっかりしています。動きの中から、キュッ! と止まる制動性をしっかり備えています。

Pivo! 切り替えしやすい、止まりやすい。それでいて耐久性を備えている。

呉井 そういうことです。それを「パナグリップ」が実現しています。これは名前から連想するようにパナソニックの子会社で新しい素材を開発するところがあるんですね。そことヒュンメルさんとでフットサルに適した素材を作って採用した、ということです。この靴のソールに関しては、そこが最大のポイントです。

 

右が初代アピカーレの進化型で、呉井店長の先輩スタッフにあたる人の愛用品。黒い人工皮革に黒のエナメルと個性的だ。

 

ワンサイズ大きくしないと履けないくらい細身が帰ってきた

Pivo! 内側にはスエード調の布が張られている。

呉井 内側のかかと回りですよね、スエード調になってるんで、中で足が滑りにくい。前は別売りのインソールとかを入れることで中で滑らない工夫をしてたと思うんですけど、この靴は、オリジナルのインソールが最初から標準で入ってるんです。

Pivo! しかもインソール自体いいものが入ってる。

呉井 そうです。これ自体も別売りしても全然オッケーぐらいの商品なんで。

Pivo! なるほど。

呉井 あと、目に見えないところで重要なのは、シューズのラスト(木型)の部分でも今売ってるβ(ベータ)とは違くて。ヒュンメルさんはもともとタイト感が売りだったんですよ。ほかのメーカーさんに比べると、最初出してたモデルとかは、例えば、ミズノさんで26.5cmだとしたら、ヒュンメルさんだと27.0cmぐらい。だからワンサイズ、おっきくしないと履けないくらい細身だったんです。でもそれって、やっぱり一般の方からすると分かりづらいじゃないですか。で、現行モデルは、ほかのメーカーさんに近いサイズで作ってるんですけど、あえて昔の形に戻したんですよ、アピカーレは。そこにこだわってたうちの先輩スタッフはそのタイト感が好きで今でも履いてるくらいですから。

Pivo! つまりは、木型そのものから、一般受けするものをあえて避け、アピーレの初代限定モデルと同じ細身のものに戻したと。

呉井 そうです。

Pivo! そこまで、アピカーレにほれ込んでいる人を再び酔わせるに足る靴作りにこだわったと。

呉井 そうです。

「ほこりっぽいところでも多少だったら、へっちゃらです」

Pivo! すごいこだわりだ。それはRODAとヒュンメルならではの別注の靴作りの伝統といっていいと思う。

呉井 そう思います。なので、買うときは、履いてもらうのが一番いいです。

Pivo! こだわるなぁ。だから、細身のアピカーレにピッタリ合った人にはたまらない一品なんだろうな。キミの先輩にあたる人が品不足になる前にアピカーレを3足、買い置きしたように。

呉井 あ、そうです。やっぱり、ヒュンメルさんは、うちでも、新しいお客さんが買うっていうよりかは、ずーと履いてる方が買われるメーカーなので。ずっと愛用していただいているんで、そういう方の中に、“あのモデルが好きだ、あれでなくちゃ!”という方が多いんで。知ってる人にはたまらないんです。

Pivo! そこがこの靴の一番のポイントかな。

呉井 素足感とタイト感。そこですね、大きいところは。

Pivo! 初代の「アピカーレα(アルファー)」が帰ってきたぞと。

呉井 山下さんも一度、履いてみませんか? 商品は明日入荷なのでジャストサイズのものはないですか印象だけでも。

Pivo! ぜひぜひ! …あ、柔らかい! この柔らかさは従来の人工皮革にはないんじゃない?

呉井 そうですね。

Pivo! (立って、床を蹴るようにしてみると、グッ! というグリップ感で止まることができる)このグリップ感はすごいね。体育館の床に似たこの店内でこれだけのグリップ感はすごい。今クリニックで通っている小学校の体育館が隣に校庭があるために砂ぼこりが舞い込んで、いつも滑る。あそこでこの靴を履いて蹴ってみたいものだ。

呉井 そうですね、ほかのメーカーさんがもちろん悪いとかではないんですけど、これに関してはほこりっぽいところでも多少だったら、へっちゃらです。

Pivo! そこまでいい切る! (笑)

 

現行モデルはいずれも個性的。ショップ別注のアピカーレもこの流れの中にある。

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