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[F2第5節]横浜、首位争いから4位に後退! 「もうひとふんばりしてF2を盛り上げる中心でいたい」(Y.S.C.C.横浜・前田佳宏監督)(2018/9/6)

前田監督(左)と宿本キャプテンは、異口同音にここからの巻き返しを誓った。

 

Fリーグ2018/2019 ディビジョン2  第5節
Y.S.C.C.横浜 1-3 ボアルース長野 
2018年9月1日(土) 横浜市平沼記念体育館 観客数:425人
[得点経過]
0-1 05分03秒 ボアルース長野 10 伊藤広樹 
0-2 11分09秒 ボアルース長野 5 阿部修兵
1-2 21分27秒 Y.S.C.C.横浜 9 栗林大地 
1-3 23分02秒 ボアルース長野 9 石関聖

 

ポイントとなる試合で2敗

試合終了後のこと。前田監督との立ち話の中で、“柏戦に続いて僕(山下)が見ている横浜はこれで2連敗”などという話をしていたこともあって、会見でMCに試合の振り返りを求められた監督は開口一番、「山下さんの前で勝ちたいです」といった。僕とのことはさておいて、そこには首位争いをしてF2を盛り上げたい、そして横浜はその中心にいたいという強い思いがあるからだろう。監督の思いどおり、ここからの巻き返しに期待したいところだ。
http://www.fleague.jp/score2/teamrank.html

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

▪️記者会見
(試合を振り返って)
前田佳宏Y.S.C.C.横浜監督
F2がトーンダウンしてしまうのは寂しい

「まずはありがとうございました。試合を総括するうえで、負けて悔しいのは当たり前で、F2というリーグ戦も少し、なんていうんでしょう、トーンダウンしてしまわないかなっていう、寂しさじゃないですけど。僕がこのY.S.C.C.をやるにあたって今日の勝負をやるにあたって必ず僕らは勝利して、僕らが一番に行って、首位争い、1位2位の争いをしてF2リーグっていうのを盛り上げたいなっていうふうな気持ちで。みんなにも話してこの試合をやったんですけど、まあ、うまくいかなくて、負けてしまって。形上もやっぱり、、。内容は自信を持ってる部分はあるんですけども。内容はやっぱりなんのためにあるかっていったら結果を出すためにあるので。やっぱり結果が出てないってことは何かを変えていかなきゃいけないし、見つめ直していかないといけない部分があるのかとは思います。ただ、なんとかここでもうひとふんばりして、このF2リーグていうのをまた盛り上げる中心でいたいなって思います」

宿本諒太Y.S.C.C.横浜キャプテン
まだまだ分からないなっていう気持ちはある

「まずは、負けてはいけない試合に負けてしまったっていう自覚が強くあります。チームとしてもこの試合絶対に落とせない試合だっていうふうに、広報というか、そういったところからあおってあおってっていう見せ方をしてきた中で、外部の人がだいぶ期待を寄せてくれた試合に対して結果を残せなかったっていうことは選手として非常に悔しい気持ちです。
負け方に関してはアウェーの柏戦に似ているかなと。終わった後の気持ちとしても柏戦と同じような気持ちが今ありまして。やっぱり、どちら(の試合)も点を決めきれない、で、少ないチャンスをものにされるっていう展開が一緒だったので。それがうちの弱さだっていうことを強く自覚していかないと、このまま僕らはこの負け方をずっとしていくだろうなっていうふうに思うので。柏に負けた後も改善はしてきたつもりではあるんですけども、まだまだそれが弱い、だから負ける、っていうことを選手に、自分自身もそうですけど、しっかり見つめ直してやっていかないとっていうふうには思っています。
ただ、2敗はしていますけど、長野ともやって、今まで5試合やってきて大体力関係っていうのはわかってきたので。まだまだ分からないなっていう気持ちはあります。どこのチームもいいフットサルをやっているところがあるので、どんなことになってもおかしくないと思うので。これから僕たちはまだまだ勝ち続けるだけなので、あきらめずに、また明日から、来週の北九州戦(9/9 第6節)も迫っているので、やっていきたいと思います」

 

(質疑応答)
僕らが最後に1位になっているように頑張る

Pivo! 横浜のベンチ入りメンバー14人に対して長野は10人だった。しかも長野の柄沢監督は、“戦える人間を選んで連れてきた結果が10人で、十分戦えると思っていた“といっていたが、これについてどう思うか。

前田 いや、実際そのとおりというか。それぞれの監督さんの思いはあると思うのでそこに対しては何も。ただ、うちもフィールドプレーヤー13人入れて今日はキーパーひとりだったんですけども、後半使った人数は(長野と)そんなに変わらなかったかなというふうな感じなので。そこに対しては、僕がもっと信頼できるような、もっとトレーニングで、このグループを出しても大丈夫、彼を出しても大丈夫っていう、そこはやはり僕がもっともっとつくり上げていかなければいけないんだというふうに思います。そこで人数を絞らなければいけなかったっていうのが、まだまだうちのチームの弱さなのかなと。僕はその14人全員が戦えたほうが、っていうフットサルが好きというか、なので、全員でやれるっていう練習からもうひとつ僕が頑張らせて戦える人数を増やして全体で戦えればいいのかなというふうには思います。

Pivo! 監督の見解を聞いてキャプテンはどう思うか。

宿本 いや、全く同じで、人数に関しては、相手が前半の終わりごろから落ちてきていたのは目に見えていたので、こちらのほうが人数が多いメリットを生かしてやっていければなとは思っていたんですけど、後半うちも2セット回しみたいになって、それも僕らの体力が全く落ちてなかったっていうところを踏まえて選んでもらってたので。特に選手としては全力が出せるメンバーでやっていたと思うので、特に同じ気持ちでやっていました。

Pivo! 長野は裏をとる動きをしきりにしてきた。サイドアタックに行って、そこに長いボールを合わせて。ところがそれがなかなかうまくいかなかったが、でも、ゼットプレーでしっかり点を獲ってきた。これについてはどうか。

前田 少し想定はしていて。長いボールが入ってきて、そこからのセットプレーっていう形を想定していたんですけども、セットプレーのクオリティが高かったので正直、1点目と後3点目。3点目はマークはできていたと思うんですけども、まあ、いいシュートは飛んでしまったので。あそこはしょうがないかなと。ただ、1点目は流れを持ってくるという意味でも映像を観て少し改善をして。逆に自分たちがそういうセットプレーから先制点を獲って波をしっかり持ってこれるようなフットサルができればなと。いい意味で学ばされたなっていうふうに思います。

Pivo! 相手のことで恐縮だが、長野の先制点は4人が絡むこれ以上ないセットプレーだった。3人目の右サイドが中へ落として4人目が走り込む。これは止めようがなかった。ここに関しては相手のうまさが光ったってことになるか。

前田 そうですね。まあ、そのうまさと、それと彼らは自信を持ってたと思うので。それに対する僕らのディフェンスの自信が勝てなかったっていう感じですかね。なので、両方の側面から成長できればなと。自分たちが攻撃のときも自信を持って、これだったら獲れる、逆にこれだったら守れるっていう。セットプレーはやっぱりフットサルのサッカーにはないだいご味だと思うので。自分たちが学ばされたものをこの次に生かしていきたいですね。

Pivo! 後半、1点差に迫る横浜の1点目は、粘りのある動きからパスをつないで右からファーサイドのネットに突き刺すようないいシュートが決まった。横浜の持ち味が出たゴールだった。

前田 そうですね。今、大きく分けて3:1のセットとクアトロのセットをうまく使ってるんですけども、最近クアトロのセットのほうがクオリティがすごく高くなってきて、毎回、練習よりもいいんじゃないかって思うくらいのボールの運び方をしてくれて、最後はフィニッシュ。今日もすごくたくさんチャンスをつくってたんですけど、チャンスの数とゴールの数が少し物足りないなぁって思います。シュート数とゴールの数がやっぱり合わないというか、そこが今後の課題だと思います。やっぱり僕はたくさん点数が入る試合をしたいので。もちろん、失点をっていうのも考えますけども、それよりかは今日1点で終わってしまったっていうところに僕はよりフォーカスをして、やっぱり、4点、5点っていうフットサルを、特に今年は目指していきたいなと思います。

Pivo! これで長野が5戦全勝。横浜が3勝2敗。この結果を踏まえてあらためて長野の印象を。

前田 今、首位の長野さんとやって、なんていうんですかね、実際にやってみて、時間の使い方だったり。例えばセットプレーで点数を獲ってくるところだったり。こういういい方をしたら長野の人が、ん? って思うかもしれないんですけども、中身のフットサルは僕たちも負けてなかったなって、すごい思うんです。僕らもたくさんチャンスをつくったんですけど、ただ、こう、老かいというか、長いボール蹴る、セットプレーになる、セットプレーで獲る、で、また少し下がる、長いボール入れるっていう、この、なんていうんですかね(笑)。

Pivo! リズムの取り方?

前田 そうですね。僕たちとはちょっと違うリズムのつくり方だったなって、すごくこう、やりずらかったっていう感じですかね。しかも、最後もパワープレーも何本かポストに当たったり、ゴール前を横切るようなチャンスも結構つくれてたんですけども、最後のそこのひと押しっていうのが足りないなと。まだまだ、F2でダントツで優勝してF1に上がって、F1のチームを食うぞっていうレベルまではまだまだ足りないのかなと。なので、ここからもうひとつ、もうふたつ上がっていけるように頑張りたいなって思います。

宿本 長野さんに関しては強いチームの典型的な形かなっていうふうに思いました。キープレーヤーが何人かいて、セットプレーで点が獲れる。で、ディフェンスもできる。っていう、まあ、あまり崩れないようなチームかなっていう、戦ってみて印象はあるんですけども。ここからホーム&アウェーの2巡目が始まりますし、どこのチームも対策はするっていうのと、後はケガ、累積という側面が出てくるともうので。じゃ、長野さんがそういったところでどうなっていくかとか、ほかのチームがそれに対してどう対応していくかって考えると、うちも同じ問題が出てくると思うんですけども、全然なにがあるかわからないというか、あまり差のないリーグかなって個人的にやってる印象としてあるので。今、結果的に全勝しているチームと、うちは3勝2敗っていう形ですけども、全然まだまだ巻き返せるというか、逆にいうとほかのチームにもチャンスはあるのかっていうふうに思っているので。ま、今いってもしょうがないんですけども、ここから僕らは証明して最後に1位になっているように頑張っていきたいと思ってます。

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