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無料:トルエーラ柏、上位戦線に波乱を起こす勝利![F2第9節]

浜松・豊島明監督(左)と中村友亮キャプテン。

 

2019年10月6日 柏市沼南体育館
(PHOTO,TEXT・山下浩正)

 

DUARIG Fリーグ2019/2020 ディビジョン2  
トルエーラ柏 2-0 アグレミーナ浜松 
観客数:386人
[得点経過]
1-0 10分11秒 柏 17 根津卓巳
2-0 29分42秒 柏 5 碓井雅貴

 

浜松、F1・F2入替戦出場が難しい状況に

F2は、F1のFリーグ選抜の活動が今季限りで終了し1枠減ることから、2019/2020シーズンに限り、年間順位1位チームがF1へ自動昇格となり、2位チームがF1・F2入替戦プレーオフに参加する。

要するに2位までに入ればF1昇格の可能性があるわけだが、浜松は、今節の敗戦で5位に落ちたことから、豊島監督は同プレーオフ出場=1年でのF1復帰が難しくなったとの見通しを語った。

一方、勝利した柏は3位に浮上し、今後の星勘定によっては2位の可能性が見えてきた。そのためには直接対決を残している1位・横浜、1回戦で勝利している2位・北九州戦を含む全5試合に全勝が絶対条件となる。
柏がF2に波乱を起こすか!?

 

▪️記者会見
(試合を振り返って)
失点からリズムを崩してやられた

豊島明アグレミーナ浜松監督 スコアでいうと2対0ということで。やはり点が入らないと、自分たちの失点からリズムを崩して追加点を入れられてしまって。点を入れるスポーツなので。結果がすべてだと思うので。ただ、これでリーグが終わりじゃないんで、ここからどうしていくかっていうところが大事だと思うんで。ま、下を向いててもしょうがないんで、前向きに次に進んでいきたいと思います。

中村友亮アグレミーナ浜松キャプテン 失点の仕方が一番悪かったのと、ま、相手が多分狙ってた形で失点して、どうしてもこっちが欲しいときに、後半ああいう形で獲られてしまって、ゲームを難しくしたなぁっていうのは感じます。ここまでの結果を見て、自分たちに実力がないんだなというのを、今日の試合だけじゃないですけど、いいフットサルはできるかもしれないですけど、勝負強さとか、そういう部分では自分たちは弱いなっていうのをすごい感じました。

(質疑応答)
「ここで負けたら終わりだぞ!」

Pivo! 1点ビハインドで迎えた後半が始まる前に組んだ円陣で、「ここで負けたら終わりだぞ!」という声が聞こえた。そういう状況にある中でのこの結果をどうとらえているか。

豊島 そうですね、ま、現実的にこの敗戦で、2位の北九州が勝つと勝ち点で7、離れてしまうと思うんで。そうするとなおさら、1位は到底難しいんですけど、2位も見えてこなくなってしまうんで。自分たちはもう引き分けでも苦しい状態だったので。現実的な部分でいうと、また難しくなってしまったと思います。

Pivo! 選手はハードワークしているのにセットプレーからもパワープレーからもゴールが奪えない。どの辺に理由があると思うか。

中村友亮 そうですね、確かにチャンスという部分ではつくれて、パワープレーでも何回かチャンスはあったんですけど。そこで、ま、去年からずっと課題としているところだと思うんですけど、ホントにあと一歩、気持ちが足りないわけじゃないですけど、きれいじゃなくてもなんでもいいんで、泥臭く押し込むとか、そういうところをもっと出さないといけないのかなという部分は。F2を戦ってみて、相手が泥臭く獲ってきたりとかっていうのをすごく感じるんで。そういう部分がもうちょっと必要なのかなと感じます。

Pivo! パワープレーの右からのアタックで、決まったか!? というシーンが二度三度あった。

中村友亮 あと一歩だと思うんですけど。ま、でも、その一歩が去年から遠いいんで。チーム全体としてそこを課題として、そこを向上させていかないと難しいんじゃないかなと思います。

 

柏の松田大次郎監督(左)と碓井雅貴キャプテン。

(試合を振り返って)
今日は相手を自分たちの陣地に来させて戦った

松田大次郎トルエーラ柏監督 本日もたくさんの方が応援に来ていただいてありがとうございます。その方々の応援の力で勝てたっていうのは本当に大きいと思うので。また応援していただけたらありがたいです。

試合に関して、今日は浜松に対してハーフで引いて始めるというところがいつもと違うやり方でした。今日は相手の特徴を見極めながら、自分たちの陣地に来させて、そこから狭いスペースでプレーをさせようという時間はある程度思いどおりできたかなと思います。

その中でいつもよりはボールに対して行く時間は少なくなるので、初めて2-0という形の得点の結果なんですけど、これは自分たちがやってきたことのプランどおりなので、それに関しては満足しています。

そうやっていろんな戦い方を増やしていって、チームとしてさらに成長していけるように、さらに上を目指して頑張っていきたいと思います。

チームの状況としては、上に行くためには、あと全部勝たないといけないと思っているので、それを試合前にみんなに伝えて臨みました。以上です。

碓井雅貴トルエーラ柏キャプテン 前期、すでに3敗していて、後期も前節、広島に引き分けているので、もう優勝を狙うためには全部勝つしかないという状況の中で戦って、今日は結果も出たんで、いい試合ができたと思います。

選手も全員、宗像は(第10節まで)いないですけど、結構競争が激しい中で練習もできているので、チーム自体もさらに成長している感じなので。今後も全部勝てるようにいけたらと思います。以上です。

(質疑応答)

チームとして戦った結果の勝利

Pivo! 前回浜松に負けているだけに貴重な勝利だ。

松田 前回(の浜松戦)は開幕2試合目でした。その前の開幕(広島)戦はちょっと手応えがなく、最後ブザービーターだったんですけども、負けてしまい、2試合目の浜松戦は点差はついて負けたんですけども、終わったあと選手にいったのは、2試合目に戦い方をアグレッシブに変えていったんですけども、その方向性は間違っていないし、本当に勝てるチームになるために、今日の試合、負けたけど別に下を向く必要はないよって話をしてて。

それからだいぶ今、チームは形になってきてるので。前の試合とは全然違う、チームとして戦えたと思います。その中で勝利をつかめたっていうのは本当に大きいことだと思います。

Pivo! 少ないチャンスを勝利につなげた。

松田 そうですね。ハーフでやるっていうところで、相手が来るまではこっちに主導権はないので。そこは譲ってたので。そういうプランとして戦ったので、いつもより撃ち合うっていうよりも、うちらがちゃんと守って、しっかりブロックの形をつくって、そこから攻める。またはそのトランジションの部分で負けないようにするっていうところで、ま、イメージどおりではあったと思います。

その意味で、新しい戦い方という部分で本当に手応えがあったかなと思います。

Pivo! 浜松の監督が、引かれるとつらいとこぼしていた。

松田 そうですね、ハーフで戦ったので。正直、相手は上手なんです。上手な選手がそろっているので、そこで行ってしまうと、個人技とかで抜かれちゃうと思います。その結果、後手後手になったりっていう部分が起きると思ったので。スペースを少なくして、そこから攻めようということで、狙いどおりでした。

今日に関しては前回大差で負けたっていうところで、自分的には大差というところは気にしていなかったんですが、でも負けは負けなので、そこでひっくり返せたのは大きいと思います。

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