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ロクダス

チームに足りないものをもたらした齊藤未月をキャプテンで第3戦も先発させよ!

文=MCタツ

写真=六川則夫

2020年森保絶対宣言をしたロクダスにとってなんとも情けない試合になってしまった。そんな中でも得た収穫は齊藤未月である。

 

 ハーフタイムにサッカー業界仲間のグループチャットに「齊藤未月が素晴らしい」と送ったところ、仲間から「贔屓目だ」、「親目線だ」とレスを受けた。

 

『いや、贔屓目なしでこのチームに足りないものをもたらしている。思い切りのよさ、メンタリティ的なところも。もっとミツキのようにみんなガンガンやるべきや』

 

ちょっとイラッとしながら上記の言葉を返した。

 

後半に入っても齊藤の獅子奮迅の活躍はとどまるところを知らず、ピッチ上のボールを刈り取り続けた。

 

「どんだけボールを奪ってもゴールを奪わなきゃ勝てないスポーツ」

 

齊藤は試合後のテレビのインタビューでもミックスゾーンでも同じように上記の言葉で答え唇を噛んだ。

 

「僕も最後はあのシーンで潰せたと思う。チャンスが増えてきた時間帯でやられたのは前のゲームと一緒……。選手が入れ替わったのもあるが、教訓をいかせずにやられてしまった。不甲斐ない」

 

あれだけの活躍を見せても自分の改善点に目を向けるのは成長し続ける選手の共通点だ。

 

「このチームはコミュニケーションの数が少ない。ゲームにならないとスイッチが入らないタイプの選手が多い。それを僕が言って変えられればいいけど、僕にはまだその力はないかなって」

 

今大会中も練習からパワーあふれるプレーを見せつけていた齊藤だからこそ説得力のある発言だ。この試合では終盤にチームメイトを鼓舞するように声をかけたが、周りの選手たちの反応は薄かった。

 

「凄く微妙(な反応)でした。それなら俺がキャプテンマークを巻いたほうがいいんじゃないかと。個人としてではなくチームとして成り立ってないと思う。味方の選手をどうこう言うつもりはなくて、僕含めてやっぱりまだまだ未熟なところが多い。僕や誰かがピッチの中で言わなきゃいけない。僕もここ(ミックスゾーン)に来てこういう話をしてしまっている。それは僕の甘さ。世代が上だから言えていないという部分は僕の中でもあります。ただ、僕らの年代でも海外で活躍している日本人の選手はそういうことが言える。だから、ああいう立ち位置だったり、A代表に選ばれている。信頼を得ている。僕はそれをこの大会で経験できた」

 

あくまで齊藤は矢印を自分自身に向けている。誰かのせいにすることが微塵もない。ただサッカーはチーム競技であるからこそ、自分自身に矢印を向けつつ味方も変えていかないといけない。今後もっと齊藤がピッチ内外でチームに発言できるようになるためには何が必要なのか。

 

「まずはプレーで見せること。U20(日本代表)のときもプレーで見せているからこその言動だった。このチームでまだ攻守両面で突出できていない。まずはそのレベルまで上げることが必要」

 

日本がシリアの守備ブロックの前に思い切りの良い攻撃をなかなか仕掛けられない、やきもきする展開のなか、齊藤は積極的にミドルシュートを放った。だが残念ながらそれらは枠には飛ばなかった。

 

「ああいうところで決めていかないともう代表には生き残れない。それは今回選ばれて確実に感じた。U20のときは守備で輝いていればある程度目立ったが、このチームではそれだけでは確実に無理だと思った。この大会もまだ一試合あるし、新シーズンも始まったばかり。そこで自分が何をすべきか、それがはっきりと掴めた」

 

齊藤の中ではこれから新シーズンが始まるという認識ではなくすでに始まっていた。準備に対する意識の高さが伺える。第3戦は消化試合になってしまったが、齊藤未月がキャプテンマークを巻いてチームを牽引し、齊藤未月がゴールを決める。今大会の収穫としてそれ以上のものがあるだろうか。

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