仙蹴塵記

明治安田生命J2リーグ第18節 岡山戦・第一報 多様な攻撃を見せるも、点を取れず第6節以来の無得点。0-0で勝点1を獲得

3連勝でホームに戻ってきたベガルタ仙台は、明治安田生命J2第18節・岡山戦で、前節から先発メンバーを1人変更。フェリペ・カルドーゾが先発し、富樫敬真と2トップを組んだ。ゲームキャプテンは平岡康裕。

従来と逆のエンドでキックオフ。仙台は4分に氣田亮真からのパスを受けたフォギーニョがミドルシュートを狙ったが、これは仙台ユース出身GK堀田大暉にキャッチされた。10分には中島元彦が得意のミドルシュート。しかしこれは枠を外れた。

仙台は左サイドから岡山の攻撃を受ける場面が続いたが、ここは守備陣が落ち着いて対処。30分、逆に左サイドから攻め、内田裕斗のクロスに富樫が頭で合わせたが、これは堀田の正面だった。45+2分には名倉巧が高い位置でのカットからミドルシュートを狙ったが、これも堀田に防がれた。仙台は0-0で前半を終えた。

原崎政人監督ハーフタイムコメント
・切り替えを引き続き早くしてボールを回収しよう。
・戦うことを徹底しよう。

ハーフタイムでの選手交代はなし。仙台は50分、氣田が左サイドから切れ込んで強烈なシュート。だがこれも堀田に弾かれた。53分にはCKの流れから、左サイドでフォギーニョがシュートした。しかし枠を外れてサイドネットへ。仙台はカルドーゾが負傷したため、58分に皆川佑介に交代した。

68分、仙台は攻め上がった右サイドバック若狭大志を交えて細かくパスを繋ぎ、最後は氣田がシュート。これは堀田の正面だった。70分には右に流れたボールを名倉がシュート。これは枠外。78分、氣田のスルーパスを受け皆川がシュート。だがこれは左サイドネットだった。

80分、仙台は若狭とフォギーニョに代えて、真瀬拓海と吉野恭平を投入。83分には名倉から遠藤康に交代した。85分にCKからピンチになったが、相手のヘディングシュートは小畑がしっかりキャッチ。ゴールを許さない。

90+1分、仙台は横パスを受けた遠藤が左足でシュート。だがこれは上に外れた。仙台は多様な攻撃でチャンスは作るものの、中央が堅い岡山の守備を攻略できず。守備陣が踏ん張ったが第6節以来となる無得点で、0-0の引き分けに終わった。原崎政人監督は攻撃のかたちは作ったことに手応えを得た一方で、「本当に最後の質のところ、そこだけだった」と、シュート精度を欠いて勝ち越せなかったことを悔やんだ。

reported by 板垣晴朗

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