「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2017』総評・後編(17.12.14)

きてくれて助かったという声の多かった橋本英郎。

きてくれて助かったという声の多かった橋本英郎。

僕と田中直希(『エル・ゴラッソ』東京V担当)でお送りしてきた『SBGヒーロー2017』の総評。開始から1時間半を過ぎた頃、『2017 Jリーグアウォーズ』@横浜アリーナの取材を終えた前担当の林遼平(『エル・ゴラッソ』川崎・湘南担当)より、「いまから渋谷に向かいます。お腹ぺこぺこ」とかわいこぶった連絡が入った。

※前編はこちら。一ヵ所、柴崎貴広選手のところで、投票者名を入れ忘れているところがありました。「ベテランでも成長できることを証明した」(@Shingo1209Verdy)。ごめんなさいね。

■示唆に富む言葉の数々

海江田「林くんを待ちつつ、ランク外の選手を順不同で見ていきましょう。橋本英郎には2位以下でかなり票が入っています」

田中「ですね」

海江田「実際、橋本さんいてくれて助かった。よくわかんないゲームだなあってとき、うまくいかなかった要因を中心に構造を解き明かしてくれる」

田中「でも、全部は言わない。100のうち、70くらいまでは説明してくれるけど、解釈の余地を残す」

海江田「そう、一部をほのめかす程度にとどめ、あんたも考えなさいよと。絶対、いい指導者になるに決まってんじゃん」

田中「橋本さんの示唆といえば、夏、鈴木啓太さんの引退試合に出たときに訊いたんですよ。何か収穫というか持ち帰ってきたものはありますか、と。すると橋本さんは『啓太はヒゲをカッコよく整えるためにカッターナイフを使っている。以来、自分も同じようにしていますね』と話されて」

海江田「うん」

田中「あ、これは遠回しに、自分のむさ苦しいヒゲのことを指しているのかな、と思っちゃいましたね」

海江田「社会人として、身だしなみは大事だぜって?」

田中「はい」

海江田「だとしたら、怖えよ。そこは遠回しじゃなくて、ビシッと言ってほしい」

***

【MF27 橋本英郎】
「元磐田の服部さんの時も感じましたが、やはり格が違ったか。若手を使う方針? のためか出番は少なかったけれど、出れば流石のプレーだった。ホーム名古屋戦のドウグラスへのピンポイントパスは痺れた。そういう意味では二川選手ももう少し見たかった」(masatagu)

「3位は橋本です。先発でも途中出場でも、あまり目立ちはしませんが、影の立役者、雑誌の中でも言われてる、ピッチ上の監督でした。強烈に残ってるのは名古屋戦のドウグラスへのパス、そして最終節の内田のコメントにあるように、内田の決勝点を導く指示、ですね。前へ行けとあったと記憶してます。
個人的にはこういう選手が、ヴェルディの下部組織からでも出てきてほしいと切に願います。」(gm0510)

「この人の加入は本当に大きかった。年齢が年齢で去年はJ3にレンタルされていたので、正直プレーではあまり期待していませんでした(すいません)ホーム名古屋戦でのドウグラスへのパスは、今シーズンのベストアシストだと思う。そしてリーグ最終節の徳島戦。渡辺の体調不良で急遽ベンチ入りになったんだと思うし、投入されたのも潮音の負傷によるアクシデントがあったから。しかも久々の出場という状況で試合にすんなり入り、チームを機能させ落ち着きを与えたのはさすがの一言。徳島戦に橋本がいてくれたことは運がよかったと思うし、今思えばヴェルディが勝つ流れだったのかなと思う。橋本がいてくれて本当に良かった」(モト)

「あっぱれ橋本大先生。試合終盤に出てくる時の安定感は抜群だった」(ヨギーズ)

「試合に出た時は必ず仕事をしてくれる」(@ryuji12481)

「ピッチ上の指導者。彼がヴェルディにもたらした知識、理解力、説得力どれも今後に必要」(sanikleen88)

「チームを落ち着かせる経験豊富なベテラン。アビスパ戦でスタメンでと思ってしまう」(ジブリルシセ)

「試合に出る出ないの問題でなく、橋本選手がいるとチームがまとまる」(taka1987)

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