「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【有料解除】【トピックス】『SBGヒーロー2019』総評・前編(19.12.11)

3位は梶川諒太。チームが結果を出せなかった悔しさを来季につなげてほしい。

3位は梶川諒太。チームが結果を出せなかった悔しさを来季につなげてほしい。

■永井サッカーを誰よりも理解する人

海江田「自分は梶川諒太を1位にしました。何事も0から1にする工程、あるいはマイナスからプラスに持っていくところが最もパワーが要るもの。シーズン後半の梶川はすんばらしかったですよ。どうにかしたいんだという気持ちをプレーに乗せ、チームを引っ張る姿勢に何度胸を打たれたことか。第37節の甲府戦のスーパーミドル、最終節の岐阜戦のスルーパスなど、これぞプロという妙技も見せてもらったし」

芥川「僕も後半戦だけなら1位に推したい。でも、シーズンを通してとなると」

海江田「そこは評価基準が分かれるところでしょう。おれの場合、年間最優秀選手ではなく、脳裏にその像を刻んだヒーローだからさ。ターンを狙われて、危険なボールロストもいくつかありましたが、それもよし」

岸上「一見、同じように見えるミスでも質は明らかに違ったと思います。味方を助けるため、誰よりも早く気づいてボールを受けにいき、率先して苦しい状況を引き受けた結果。前向きなミスが多かった」

海江田「そうなんすよ!」

芥川「そういえば、(森田)晃樹や(山本)理仁が言ってましたね。『カジくんはすごい。永井さんのサッカーをユースでやっていた自分たちより深く理解している』と」

海江田「そういうのをきちんと認められるのは、彼らの性根のよさだなあ」

芥川「永井監督のサッカーが、カジみたいなタイプの選手が一番生きるスタイルなのはたしか。いまさら典型的なJ2のチームで『とにかく中盤はセカンドボールを拾ってこい』というサッカーはやりたくないでしょう」

***

「30の大台に乗り、明らかに意識が変わったように感じられた。元々足元のうまさやセカンドアタッカーとしての資質を永井チルドレンと遜色なくプレーできたのをはじめ、最終的には梶川リベロに監督からの信頼を勝ち得た素晴らしい選手だと思います」(tyoko8052)

「戦術理解度の高さはチーム1だと思います。永井監督のサッカーは難しいと言われますが、実は1番このサッカーを理解して実践出来ているのはユース上がりではなく梶川、小池、優平辺りなんじゃないかと。攻撃に守備に常に良いところに顔を出し、最後まで走り続け、今年のサッカーは梶川無しに成立しなかったと思います。また、怪我人の多かったシーズンでしたが、そんな中、1年通して試合に出続けてくれたのも高評価です」(けい8)

「チームのためにという気持ちがすごい伝わってきました。小池選手とのホットラインも素晴らしい!出れない時期も腐らず、やりきるのはすごいです」(keichan)

「身を粉にして監督のサッカーを実現しようとする姿勢に胸打たれた。試合途中からでも、どのポジションでも目途が立つ大変重要なピースなのだと思う」(ナマステ平本)

「年間を通しての活躍という点では疑問が残りますが、永井監督になり、レアンドロ、ジャイルトン・パライバ、クレビーニョを同時起用するようになってからの運動量は気の毒なくらい多かったと思いますし、攻守両面で活躍したと思います。来年は得点にこだわって欲しいです。得点が取れて初めて怖い選手となるはずですので」(Boasorte)

「あれだけの運動量で試合の最後まで走り切り、中盤で攻守にわたって活躍してくれました。ピッチ内外での、小池選手との息の合ったプレーにも魅了されました」(fb-1711241168957093)

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