【無料記事】【トピックス】ついに完成! 東京ヴェルディ・オリジナルクラフトビール『1969BEER』はどんな味?(21.4.27)
■苦味が強めで、後味すっきり
長年愛されるビールを目指し、ファン・サポーターの意見も採り入れて開発した、東京ヴェルディ・オリジナルクラフトビール『1969BEER』がついに完成した。
製造はビール工房『OGA BREWING』(三鷹市)。28日から同社のECサイトで、29日からは店頭で購入でき、価格は715円(税込み・送料別)となっている。今後、スタジアムではもちろん、ホームタウンの商業施設や飲食店などで広く販売していく計画だ。
クラブからはメディア向けに試飲品が提供されたが、あいにく僕は下戸である。ここは酒の味がわかるプロに任せるべきだろう。そこで自宅から徒歩5分、地元立川の『Restaurant Bar STOLAS』を訪ねた。
バーテンダーの村岡和寿さんはとっておきのグラスにビールを注ぎ、ぐいっとひと口。「んん、これは……」とつぶやいた。
僕はドキドキしていた。よもや吐き出すことはあるまいが、この人物はわりかしストレートな物言いをする。
「なるほど、苦味が強めで、飲んでいるうちにビールの香りがふわっとくる。すっきりした後味です。緑色を出すのにケールを使い、お茶みたいなさわやかな風味も。IPAに近いものを感じますね」
IPAとはIndia Pale Ale(インディア・ペール・エール)の略で、原材料にホップを大量に使うイギリス由来の製造技法だそうだ。
シェフの知美さんも「柑橘類みたいな心地いい苦味で、キリッとした味わいが好きな人にはたまらないビール。夏にぴったりじゃないですか。ヘルシーで女性にも好まれそう。美味しいですよ」と感想を話した。
「うちにもぜひ置かせてほしい」(和寿さん)とのことで、いずれ『STOLAS』でも『1969BEER』が楽しめるようになるだろう。なお、現在は緊急事態宣言により休業中。営業再開後、読者はお店に足を運んでいただきたい。
余談だが、ふたりで店を切り盛りする都合、たまにしかスタジアムで観戦できない村岡夫妻。久しぶりに参戦した21日の京都サンガF.C.戦も0‐2で敗れ、2年以上も現地で勝ち試合を観ていないそうだ。次の機会にはぜひとも勝利の美酒を味わってもらいたい。
『Restaurant Bar STOLAS』
〒190-0012
立川市曙町2-30-5 ロイヤル曙ビル1階
TEL:042-527-3435
営業時間:19:30~25:00
定休日:ほぼ日曜
※来店の際は予約がおすすめ。近況はお店のSNSでご確認を。