「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『4戦3発! 井出遥也の勢いが止まらない。4年ぶりの5連勝に向けて突き進む』 6月26日(土) J2第20節 栃木SC戦 18:00 味の素スタジアム(21.6.24)

卓越した技術で局面を打開し、さらにスコアメイクの仕事も。井出遥也が新境地を開きつつある。

卓越した技術で局面を打開し、さらにスコアメイクの仕事も。井出遥也が新境地を開きつつある。

■連勝を伸ばし、キャリアハイの更新も

2017シーズン以来、4年ぶりの5連勝なるか。26日のJ2第20節、東京ヴェルディ(9位)は栃木SC(16位)と味の素スタジアムで対戦する。

注目は、ここ4試合で3ゴールと絶好調の井出遥也。前節のSC相模原戦は、66分、勝利を決定づけるチーム2点目のゴールを奪った。

「あの場面では(佐藤)優平さんが右に、(ジャイルトン・)パライバが左に走ってくれて、最後は自分でいくことを選択して崩せました。最近、ゴール前に入っていく回数が増えた分、点が取れている」

契機となったのは、第15節のジュビロ磐田戦(0‐2●)の敗北。相手に先制されてから攻撃を封じられ、「個人でもっと違いをつくらなければ。ゴールに向かう姿勢を強め、自分でシュートを決めにいく。メンタルの部分があの試合から変わった」と言う。

井出は連勝を4まで伸ばした要因をどのように捉えているのか。

「自分たちのサッカーを表現することにプラスし、戦うことの重要性。そのことは(永井秀樹)監督から常に言われていて、試合だけではなく練習から高い強度でやれているおかげだと思います。次の栃木もハイプレスを仕掛け、球際での戦いが持ち味のチーム。その面でも負けないつもりで、チームが積み上げているものをきちんと出したい」

栃木戦以降、9月11日の第29節松本山雅FC戦までホームゲームはなし。東京Vは過去一度も経験していない、8試合に及ぶ長期のアウェーロードに突入する。

「スタジアムまで足を運んでくれるサポーターの前で勝利し、元気を与えられる存在になれればうれしい。しっかり勝って、その後の長いアウェー連戦に備えたいです」

現在、井出は9試合3得点1アシスト。上位進出とともに、2015シーズン、ジェフユナイテッド千葉でマークした31試合6得点のキャリアハイの更新にも期待が懸かる。

 

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