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【無料動画】オセアニアのサムライ 松本光平 episode1 セレッソからガンバ そして海外へ

 今週は久々の動画コンテンツをお届け。ニュージランドリーグ、ハミルトン・ワンダラーズ所属の松本光平選手のインタビューを3回にわたってお送りする。松本選手については以前、こちらの記事で、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれない。今回の取材でお会いした時は、難しい手術を終えた右目の眼帯が取れ、白杖で歩く練習を始めたばかりであった。

 松本選手は昨年、期限付き移籍したヤンゲン・スポート(ニューカレドニア)の一員として、FIFAクラブワールドカップに出場している。しかし、ニュージーランドに戻った今年5月、不慮の事故によって失明の危機に見舞われた。そこからクラウドファンディングによる難しい手術を経て、再びクラブワールドカップの舞台に立つことを本気で目指している。これらのストーリーは、先に発表したコラムに書いたとおりである。

 今回、新たに松本選手にインタビューを申し込んだのは、先のコラムではあまり触れられなかった「それ以外のストーリー」を明らかにしたかったからだ。すなわち、彼のこれまでのユニークなキャリアであり、彼が身を置くオセアニアサッカーの特殊性であり、そして昨年のクラブワールドカップでの裏側である。これらの情報について、今回はテキストではなく動画で記録し、発信することを思い立った。

 なぜ、動画だったのか。理由は2つある。まず、松本選手の語り口が、とても動画向きであると感じたこと。そして、今回のクラファンで寄付をした皆さんへ、感謝の言葉を伝える機会を作りたかったこと。第1回となる今回は、松本選手のキャリアのスタートから、ニュージーランドにたどり着くまでのストーリーを語っていただいた。無料公開なので、より多くの方にご覧いただければ幸いである。(収録日:2020年7月17日@東京)

ヤンゲン時代の松本選手の写真は、株式会社 11 aside様よりご提供いただきました。

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