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【無料公開】あの日、あの取材をあの場所で(2011年10月18日shizuoka.藤枝MYFCvs東京23FC@大垣市)

 9年前の10月18日は、岐阜県大垣市の浅中公園総合グラウンド多目的広場にて、全社(全国社会人サッカー選手権大会)の準決勝を取材。shizuoka.藤枝MYFCと東京23FCという顔合わせであった。のちにJ3クラブとなる前者は、当時は東海リーグ1部所属。現在、関東1部に所属する後者は、東京都リーグ1部所属であった。試合は東京23FCが1−0で勝利し、都1部ながら決勝進出と地域決勝出場を決めた。

 東京23FCはこの年、原野大輝前監督が退任し、新監督に「キング・オブ・トーキョー」アマラオ氏が就任。アルテ高崎(JFL)、そしてFC刈谷(東海)での監督経験があった同氏だが、この大会での快進撃を予想する者は皆無であった。しかし終わってみれば、5試合すべてを80分での勝利。しかも無失点というパーフェクトな内容で、見事優勝を果たしている。以下、準決勝で勝利した際のアマラオ監督のコメント。

 ウチは守備が強いけど、守ってばかりじゃないよ。攻守の切り替えの速さはとても意識している。大会を通して、ひとりひとりが自信を持ち、仲間のことを信頼しながらプレーしていたのは大きかったね。それがいい結果につながっている。(全社優勝は)最初から目標にしていた。最初は誰も信じていなかったけれど、やっぱりサッカー選手であれば、常に目標は高く設定しないとダメだよね。

 ちなみにこの試合は、双方とも声出しサポは不在であった。東京23FCには、都リーグ時代から熱狂的なコアサポはいたと聞いているが、さすがに平日の昼に岐阜で応援するほどではなかったようだ。あれから9年が経過し、東京23FCのホームゲームには、多くのファンやサポーターが詰めかけるようになった。そんなさなかで起こった、今回の残念な出来事。ここはひとつ、ぜひとも初心にかえってほしい──。往時を知る取材者としては、そんな思いでいっぱいである。

<この稿、了>

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