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【無料記事】浦研的日日是好日-『ドイツでの、ロックダウン中の日々』2020.04.06

ロックダウン中でも、平日は毎日屋台の八百屋さんが営業しています。

ロックダウンの現状は…

 現在、新型コロナウイルスの流行でロックダウン(都市封鎖)中のドイツ。アンゲラ・メルケル首相が3月16日のテレビ演説で社会生活上のさらなる接触制限措置について発表してからは連邦政府と各州政府が合意したうえで段階的により大きな制限措置が取られ、約3週間が経過した現在も制限措置は続いています。

  先述した通り、ドイツは連邦制なので各州毎に制限措置の項目は異なります。例えばバイエルン州は厳しい外出制限が課せられていますが、僕の住むフランクフルトが属するヘッセン州は感染拡大が深刻なイタリアやフランスのような『外出禁止令』は出ておらず、以下のような制限を設けています。

(1)同居家族等以外の他人との接触は絶対に必要な最低限とすること

(2)公共空間において、他人との距離を必ず最低1.5メートル、可能であれば2メ ートル以上とること

(3)公共空間における滞在は、単身か、または家族以外の1名、または家族の同伴に限り認められる

(4)職場への通勤,緊急時ケア(託児,高齢者介護等)、買い物,通院、試験や会議等、重要な日程、他者の支援,個人によるスポーツ、屋外での新鮮な空気を吸うための運動やその他必要な活動のための外出は、引き続き認められる。

(5)ドイツにおける深刻な状況に鑑み、グループによるパーティーは、公共の場所か、私的な空間(住居)かを問わず許容されない。秩序局または警察が取り締まり、違反行為には罰則が適用される。

(6)すべての飲食店は閉鎖する。ただし配達サービスや持ち帰り等により、個人が自宅で飲食するための料理の販売は例外

(7)理髪業、美容サロン、マッサージ業、タトゥー業など、身体のケアに関わるサー ビス業は、近距離での身体の接触を避けられない職種であり、本ガイドラインに合致しないため、すべて閉鎖する。ただし、医療上必要な治療は引き続き認められる。

(8)人々との接触があり得るすべての現場については、公衆衛生に関する規則を守り、 従業員や訪問客に対する効果的な保護措置を実施することが重要である

(9)上記の措置の適用期間は最短2週間とする。

 このうち、(9)の適用期間はすでに2週間を過ぎて延長されています。現在、僕は日々の生活の中で外出を極力控え、3日に1回、自宅から200メートルほどの距離にあるスーパーマーケットでの買い物だけに留めています。

 外の様子は整然としていて、特に混乱は感じられません。上記のように個人によるスポーツや散歩などは許されているため、ジョギングや街歩きをする人々の姿も見られます。またスーパーマーケットでは1.5メートルの間隔を空けてレジに並ぶようにとの注意書きが貼られて、皆さん、それに従って購入しています。ここ2週間ほどの間の変化といえば、スーパーマーケットではこれまで使用されていた小さな買い物かごが撤去され、大型の買い物ワゴンのみとなり、そのワゴンの手すりを店員の方が一つひとつ消毒のために拭き取っているため、そのワゴンをもらうために少々店先で並ぶようになったことでしょうか。それでも現在は長蛇の列にはならずに1、2分で入店できるためにストレスを感じることはありません。またレジの前には透明なアクリル板が貼られるようになりました。これは客と対面で接する店員に配慮したもので、当然の処置だと思います。そもそも、このような危機的な状況下でも職務に従事してくださる方々には感謝の念を抱き続けています。なので僕はいつも、会計が終わると小さな声で「Vielen Dank(フィーレンダンク/どうもありがとうございます」と言うようにしています。店員さんが「Bitte schön(ビッテ シェーン/どういたしまして)」と返してくれたりすると、心が温かくなったりもします。

スーパーマーケットの柱に貼られた注意書き。皆さん、これを守っているので混乱はありません

 一日中、自宅に籠もっていると、やはりストレスフルになることもあります。僕の場合はこれまでもリモートワークのような状況だったので仕事の内容に変化はありませんが、それでもひとりで過ごしていると余計なことも考えてしまいます。

 そこで、今は一日の中でルーティーンを定めることにしました。ひとつは、10分でも良いから言葉の勉強をすること。僕の場合は日常的にドイツ語、そして英語に触れる場面が多いので、その文法や単語を覚える時間を必ず設けています。そしてもうひとつは、室内で身体を動かすこと。全ての仕事を終えた夕方前後に室内の床にタオルを敷いて、Youtubeでヨガのビデオに見ながら固い身体をほぐすのですが、これがなかなかキツイ。でも、その甲斐もあって、ここ2、3日は少しだけ身体が軽くなったような気がしています。また、ヨガって、体を動かしている間が最も心安らぐ瞬間なのだと気づきました。いろいろなことに思いを巡らしてしまうのは致し方がない。だったら、少しの間でも心を解放できる時間を作れたら。そう思って行動を始めてから約3週間が経ちました。

 日本でも、一部地域で緊急事態宣言が発令されるとの報道があります。浦和レッズもJリーグ再開の再延期に伴って活動が休止されています。早く『サッカーのある日常』が戻ることを願いつつ、そのためには今の辛抱が必要なのだということを、僕も肝に銘じて日々を過ごしています。

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