2020年、年末のご挨拶と年末年始のお知らせ

激動の2020年、そして輝ける2021年へ

 2021年を迎えました。昨年は新型コロナウイルスの猛威に晒され、私たちの生活にも劇的な変化が訪れました。まさか、これほどまでに様々な行動が制限される事態に陥るなんて想像だにできず、パンデミックの厳しい現実に直面している今、改めて平時、平穏のありがたみを感じている次第です。

 全世界のサッカーシーンもウイルスへの対応に苦慮しました。Jリーグは4か月以上の中断期間を経て再開され、無観客試合、人数制限付きの開催を経て無事にシーズンを終えました。この間、様々な事象に対応し続けたリーグ、そして各クラブの尽力に感謝の意を表したいと思います。また、ファン・サポーターの方々が未曾有の危機下でも愛するクラブを支え続けた姿勢には、このスポーツが備え持つ魅力を改めて感じ取ることができました。今後も、いかなる時でもサッカーという楽しみを皆さんと共に享受できる日々が続くことを願いながら、来たるべき来年に思いを馳せたいと思います。

2020シーズンの浦和レッズは大槻毅監督体制の下、Jリーグは13勝7分14敗、得点43・失点56の10位に終わり、年初にクラブが掲げたAFCアジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得、そして得失点差プラス二桁の目標は残念ながら達成することはできませんでした。またYBCルヴァンカップはグループステージ敗退、そして天皇杯は今季のコロナ禍によるレギュレーション変更もあって未出場となり、2年連続無冠の悔しい結果を受け入れざるを得ず、クラブは大槻監督との契約満了を決めました。そして来たるべき2021シーズンは、徳島ヴォルティスを率いて2020シーズンのJ2優勝を果たし、7シーズンぶりのJ1復帰を成し遂げたリカルド・ロドリゲス監督が浦和の新指揮官へ就任することとなりました。そしてクラブは今、ロドリゲス監督体制下の始動に伴い、年末から積極的な選手補強を敢行し、新チームの整備を行っています。

 浦研は2021年も変わらず、島崎、そして福田正博氏と共に浦和レッズに関する情報を発信し続けます。また来年以降は、現在、島崎が暮らすドイツ、ヨーロッパのサッカーシーンについても適時コンテンツを発信し、内容の充実に努める所存です。

 来季の浦和レッズはクラブ初のスペイン人指揮官であるリカルド・ロドリゲス監督の体制下で新たなシーズンを迎えます。ロドリゲス監督が目指すサッカースタイルがどのようなものなのか。日本サイド、そしてヨーロッパサイドの両面から多角的に、“新生”浦和レッズを追い求めていく所存ですので、皆様、今後ともどうか末永くお付き合いいただければ幸いです。

 来年の浦研は1月4日から再び始動します! 最後になりましたが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、御礼の挨拶とさせていただきます。

浦研

島崎英純

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