旅猫by浦研プラス&欧研プラス

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ドイツで最強レモンサワーを飲む!

ドイツでの生活も2か月が過ぎました。こちらはビールの本場で値段も安いので、ビール好きの僕には天国のようなところ。今は気温も25度前後まで上がって好天が続いているので、これまで以上にビールが美味しくなりそう。地元の人はオープンエアのカフェで昼から大ジョッキのビールを空けているので、流れで僕も太陽が昇っている時間から飲み明かしそう。いや、すでにドイツは夜の9時くらいまで日が沈まないので、実際に明るい場所でガンガン飲んでいるんですけどね(笑)。
 さて、ビールが好きな僕ですが、こちらにいると日本でたまに飲んでいた“ある”お酒が恋しくなっていました。それはレモンサワー! あれ、暑い日差しの中で一気に飲み干すと爽快じゃないですか! でも、ドイツではさすがに焼酎は街のスーパーで手に入らないよなぁと思っていたんです。こちらではレモンは安く売っていて、割る用の炭酸水もある。あとは焼酎さえあれば……。
 そんなとき、こちらの知人から貴重な情報を得ました! 
「焼酎は蒸留酒ですよね? で、レモンサワーに合うのは甲類だと思うから、『Korn』というお酒なら美味しいレモンサワーを作れるような気がします」
 『Korn』! そんなお酒があるんですか! 喜び勇んでドイツの有名大衆スーパーの『Rewe』に行きましたよ。そうしたら、ありました! 『Korn』が! 500mlで約5ユーロ(約650円)。まあまあの値段ですが、これでレモンサワーが10杯飲めるならお得ですよね。
 実は僕、日本にいるときから、『最強レモンサワー』という至福の飲み物のレシピを習得していたのです。そこで今回、ドイツの地にて『最強レモンサワー』の作製に着手! レシピは以下のとおりです。

『最強レモンサワー』
材料:『Korn』(蒸留酒)、レモン3個、炭酸水(強炭酸。ドイツで売っているものではClassic)。
作り方:
①まず、レモンの皮剥きをします。桂剥きが理想ですが、果肉を残して皮を剥がせればそれで十分! ただし、できるだけ皮の内側の白い部分は取りましょう。理由は後ほど!
②皮剥きしたら、そのレモンの皮を蒸留酒の『Korn』に漬けます。お酒を蓋のある容器に移し替えて、そこにレモンを投入! これでお酒にレモンの風味を染み込ませます。漬けた直後でもレモンの風味が漂うので美味しいですが、個人的には5日程度漬けると深みにあるレモン味に。1か月漬けるとかなり濃厚なレモン酒になるので、柑橘系の風味が好きな人は漬ける時間が長いほど美味しくなります。この際、皮の内側の白い部分が多いと苦味を感じるので、爽やかな後味だけを残したいならば、できるだけ皮の白い部分は外しましょう。
③皮を剥いた後に残った果肉。こちらも大事です! 果肉はキューブ上に細かく切って、それを冷凍庫へ保存。こちらは後ほど、サワーをつくる際の氷代わりとして大事な役割を果たします!
④お酒にレモンが漬かったら、まず、冷凍庫に保存していた凍った果肉をコップへ投入。そしてお酒と炭酸水を割り入れるのですが、個人的なベストマッチはお酒3、炭酸水7の比率。もちろんアルコール濃い目が好きな方はお酒の比率を多くしてもいいですが、爽やかなサワーの風味を感じるのは、やはり炭酸水の比率が多めなほうだと思います。またお酒にレモンを漬けていて十分味は濃いので、原液が少なくてもビシッとした味になりますよ。
⑤そして最後に。お酒に漬かっていた皮をひとつ取り出し、こちらの皮をおろし器で細かくしてお酒に投入! これで完璧! レモンの皮と果肉をこれでもかと使用した究極の『最強レモンサワー』の完成です!


 さて、ドイツの蒸留酒『Korn』を使用した『最強レモンサワー』のお味はというと……、メチャクチャ上手い! えっ! 『Korn』って、まんま焼酎じゃん! ドイツのレモン、酸っぱくて濃い! スーパーで売っている2リットル1ユーロ以下の強炭酸水、炭酸強すぎて、むしろレモンサワーにばっちり!

 いやー、思わぬ発見でした。結論は、ドイツでレモンサワーは作れる! 味をしめた僕は、今ドイツでレモンサワーの伝道者となっていろいろな人に飲ませているのですが、これが大好評。いやー、何だかたいしたことしてないのに、充実感一杯で満ち足りた気分になっております。