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【無料記事 YBCルヴァンカップ第2節 甲府対C大阪 吉田達磨監督 試合後の会見】吉田達磨監督「どんなメンバーが出ても一定のことはやれる、広島戦よりも、もう一つ確信できる試合であったことは監督の僕が間違いないと思う」

【無料記事 YBCルヴァンカップ第2節 甲府対C大阪 吉田達磨監督 試合後の会見】

平日のナイトゲームでいつもよりもメインスタンドのファンの方の応援もストレートに届くような…、ヒンヤリとした気温の中で「道渕にも歌があるんだなぁ」と新しい戦力が出た中で(いろいなことが)見えた。今日出た選手はサポーターが応援してくれる中、応援されていることを感じたと思うし、そういう雰囲気を作ってくれたことに感謝したい。

ルヴァンカップで3位までに入るには10ポイント必要だと思っているが、我々が持っている1ポイントから、あと9ポイントを積み上げるために今日は勝点3を取ろうとゲームに入った。前後半で風が違う状況で前半リカルド・サントスのなんでもない飛び出しでラインが引きずられて下がることがあったが、前半の途中で修正してコンパクトになって、攻め込まれても危ないところはなく、普段通りに切り替えてプレーしてくれた。後半風下になってもやられたというピンチ、失点する気配はなく、得点するチャンス、相手のゴール前をボールが斜めに横切るシーンを作る中で点が取れなかった。河本のインサイドシュートは得意なシュートだけに「入るかなぁ」と思って見ていたが、外れた。これを「チャンスに決められなかった」で片づけるとそれで終わりだが、ルヴァンカップの第1節の広島戦では意図的にチャンスを作れなかったが、今日は意図的にチャンスを作って後半上手く堀米と河本が相手のCBの前のスペースを使い出して、そこに曽根田や道渕が反応して上がって行っていく。クロスも入る。(決められなかったのは)ボックスの中での落ち着きなのか、経験が足りない中、シンプルに足を振れたのは2~3回だけど、機会を作れていることに対して、今日のメンバーが試合に出られない中でトレーニングしてきた成果、努力の証だと思う。そこから先、点を取るか取らないかというところは課題として持ち続けないといけない。

彼ら自身が今日もっとも悔しい思いをしている。これでルヴァンカップはC大阪が4ポイント、広島も勝ったので4ポイント。僕らは2ポイントだが、まだ勝ち抜けるチャンスは十分にあると思う。何とか予選リーグを勝ち抜きたい。どんなメンバーが出ても一定のことはやれる、広島戦よりも、もう一つ確信できる試合であったことは監督の僕が間違いないと思う。プレッシャーの中でボールを動かすということはリーグ戦よりもスムーズなところがあったし、試合に出ていない分、地道なトレーニングを積み重ねている彼らがそういったものをピッチで見せたことは自信になる。スタンドから見ていたメンバーも刺激になったと思うし、今週末には直ぐに新潟戦が来ます。今夜から分析を始めてこの引き分けや出場機会の少なかったメンバーが見せた気合、モチベーション、ゴール前意外のクオリティを大切にして日曜日の試合に向けて努力したい。

――森選手と熊谷選手のケガの状況と彼らが代わったことはその後の攻撃において誤算になったのか?
「ケガの状況はよくないです。熊谷選手は筋肉系のケガで(肉離れの受傷の深さは)浅くはなさそう。森選手は膝です。(検査をしないと)しっかりしたものは出せないが、さっき本人にも会ったが軽くはないなぁというところ。アタックのところでは大きな影響はなかったが、2人ともこの試合に賭けているものがあって、熊谷選手はトレーニングからクロスへ飛び込む、飛び込まないでフィニッシュする感覚を掴みかけていて、春先よりも見違えるように動けていた。そういったときに筋肉系のケガが起こるものかもしれないが、チームに与えた影響よりも彼らの悔しさ、彼らと同じようには感じることはできないが、感じています。森選手もファーストプレーのドリブルの仕掛けをやっていたなかで、自分のリズムになりかけていた。2人とも若いのでケガの経験も少なく、大きなケガの経験もなくて、ピッチの上でいけると判断したと思う。おそらく2人とも初めての大きなケガ。森はみんなに助けられながらも自分のいいところを出そうとしていた中なので悔しいと思う」
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